▲写真=UTOIMAGE

 ホルムズ海峡で船舶が足止めされている問題の解決策を巡り、韓国政府が苦慮している。

 6日現在、ホルムズ海峡内のペルシャ湾に足止めされている韓国関連の船舶は26隻、韓国籍の船員は173人に上ると政府では把握している。

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 海運業界関係者によると、その中には韓国の石油精製会社4社が契約したタンカーがそれぞれ1-2隻ずつ、合計7隻のタンカーが含まれているという。

 船員らは韓国海洋水産部(省)が指定した安全地帯に停泊している。

 問題は、今すぐにこれら船舶のホルムズ海峡通過を直接交渉できる適切な手段がないことにある。

 イラン議会の国家安全保障委員会は先月末、ホルムズ海峡の通行料徴収などに関する法案の草案を承認し、1隻当たり200万ドル(約3億2000万円)の通行料を課すことになったと言われている。

 西側諸国は、国際法に基づき全ての船舶の自由航行と安全が保証されるべきという原則の下、これを受け入れていない。

 米国との関係を考慮せざるを得ない点も、イランとの本格的な交渉を困難にしている要素だ。

 韓国政府はまだ今後の対米投資計画について米国との協議が済んでおらず、韓国に対して高率の関税賦課につながり得る米通商代表部(USTR)の通商法第301条に関する調査も進められている。

 こうした中、イランの準国営通信社ファルスは5日(現地時間)、「この24時間でイランの事前許可を得た船舶15隻がホルムズ海峡を通過した」と報じた。

 これより前、日本関連の船舶とフランスの貨物船もホルムズ海峡を通過したと伝えられている。

 しかし、韓国政府では、これらのほとんどが政府の関与なしに船舶がそれぞれイラン側と交渉して海峡を通過したとみている。

 韓国外交部(省)の関係者は、海峡通過のためには当該船舶の意思が重要だとした上で「これまで韓国の船舶が海峡から出ようとしているという動向は把握されていない」と述べた。

 姜勲植(カン・フンシク)大統領秘書室長は7日、青瓦台(大統領府)春秋館で記者懇談会を開き「ホルムズ海峡内に待機している韓国籍の船舶26隻については、乗組員の安全が最優先だという前提の下、船会社の立場や国際的な協力構図などを考慮しながら、安全に海峡を通過できる方策を検討する」「国民の皆さんには政府の努力を信じ、通常の生活経済活動を続けていただくようお願いする」と語った。

ピョン・ジェヨン記者

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