【TV朝鮮】(アンカー)

 中東の戦争の余波なのかどうかは分かりませんが、韓半島でも武器関連のニュースが続いています。数百個の子爆弾を積んで広い範囲を無差別に攻撃する収束弾(クラスター弾)のテストを、北朝鮮が敢行したというニュースをお伝えしましたが、北朝鮮が挑発をした当日、米国防総省は平壌の指揮部を攻撃できる多連装ロケットの実射撃動画を公開しました。サッカーグラウンド6つ分の面積を焦土にすることができ、「鋼鉄の雨」とも呼ばれます。イ・テヒョン記者の独自リポートです。

【写真】米軍が公開した「鋼鉄の雨」多連装ロケットの射撃の様子

 (記者リポート)

 京畿道抱川の射撃場です。

 米海兵隊員が座標を呼称します。

「ファイア・ミッション(射撃任務下達)。ターゲットIDアルファ、フォックス、2026」

 座標が入力されると、ロケットが轟音(ごうおん)を響かせて飛び出していきます。

 最大6発を発射できる多連装ロケット「ハイマース」です。

 サッカーグラウンド6つ分の面積を一挙に焦土にすることができ、「鋼鉄の雨」とも呼ばれるハイマースは、ウクライナ戦争でもロシア軍の指揮部を壊滅させるゲームチェンジャーの役割を果たしました。

 しかも射程300キロのATACMSを搭載した場合、韓半島のどこから撃っても平壌全域が射程に入ります。

 (ダニエル・ウォルシュ/米陸軍中尉)

「ハイマースの主たる目的は、既存の兵器システムよりも射程を拡張し、戦場の状況を主導することです」

 今回の訓練は3月末、沖縄から急派された米海兵隊のハイマース戦力が韓国軍の砲兵アセット(軍事資産)と統合して実施した韓米合同実射撃でした。

 米国防総省は、この訓練動画を、北朝鮮がクラスター弾の実験を敢行した今月8日の夜に電撃公開しました。

 数十発、数百発の子爆弾が無差別的に爆発するクラスター弾とは違い、ハイマースはGPSを搭載した誘導ロケットで精密打撃をするのが特徴です。

 誤差範囲5メートル以内で敵首脳部の部屋の窓にまで当てることが可能です。

 北朝鮮の挑発の脅威に「いつでも平壌の指揮部を攻撃できる」と対抗する観点からの動きだとの解釈が出ています。テレビ朝鮮のイ・テヒョンがお伝えしました。

(2026年4月10日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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