事件・事故
金建希夫人の二審で一審より重い判決言い渡したソウル高裁判事(55)、遺体で発見
金建希(キム・ゴンヒ)夫人のドイツ・モータース株価操作事件の控訴審で裁判長を務めていたソウル高裁の申宗旿(シン・ジョンオ)判事(55)が、ソウル高等裁判所の庁舎内で死亡しているのが発見された。
【写真】申宗旿判事が金建希夫人の控訴審で裁判長を務める様子
5日午前0時ごろ、申判事の家族から通報を受けた警察が出動し、ソウル高裁庁舎5階のテラスで申判事を発見し、病院へ搬送した。警察は申判事が転落したとみて、正確な死因を調査している。
申判事が死亡当時着ていた服からは遺書が発見された。そこには「申し訳ない。自ら去る」という内容が記されていたという。遺書には、金建希夫人や裁判に関する内容は含まれていなかったという。
申判事が裁判長を務めたソウル高裁刑事15-2部は先月28日、金建希夫人のドイツ・モータース株価操作事件および統一教会の請託疑惑事件を審理し、二審で懲役4年・罰金5000万ウォン(約541万円)を言い渡した。二審の判決は一審の懲役1年8カ月に対し、2年4カ月重い内容だった。
裁判部は特に、一審で無罪が言い渡されていたドイツ・モータース株価操作事件で共犯として加担した容疑(資本市場法違反)を一部有罪として覆した。尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が当選後間もない2022年4月、統一教会から請託目的で802万ウォン相当のシャネルのバッグを受け取った容疑(あっせん収賄)についても、一審とは異なり有罪と判断した。
申判事は、ソウル尚文高校とソウル大学法学部を卒業し、司法研修院を27期として修了。2001年にソウル地裁議政府支部で裁判官としてのキャリアをスタートさせ、蔚山地裁、大法院裁判研究官、大邱高裁、大田高裁清州裁判部などを歴任した。裁判所内では寡黙で誠実、原則を重視する人物として知られている。2023年には、ソウル地方弁護士会が選定する優秀裁判官に選定されたこともある。
キム・ウンギョン記者