尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の配偶者で、各種の高価な貴金属と共に人事・利権の請託を受けた、いわゆる「売官売職」の容疑で起訴された金建希(キム・ゴンヒ)夫人に対し、懲役7年6カ月が求刑された。

 閔中基(ミン・ジュンギ)特別検察官(特検)のチームは15日、ソウル中央地裁刑事合議21部(裁判長:趙淳杓〈チョ・スンピョ〉部長判事)の審理で開かれた金建希夫人の特定犯罪加重処罰法違反容疑(あっせん収賄)事件の結審公判で、被告人に懲役7年6カ月を言い渡すよう求めた。

【写真】8カ月ぶりにマスクを外した金建希夫人

 併せて、調べによって金建希夫人が受け取ったと分かった李禹煥(イ・ウファン)画伯の絵、金製の亀、「ヴァン クリーフ&アーペル」のネックレス、ディオールのバッグなどを没収し、グラフ(GRAFF)のネックレス、ヴァシュロン・コンスタンタンの時計などの金額に相当するおよそ5630万ウォン(現在のレートで約596万円。以下同じ)の追徴を求めた。

 特検チームは「今回の犯行は被告人が大統領配偶者としての地位を背景に、大統領の各種権限を私的な取引対象にして繰り返し金品を受け取った『売官売職』行為」だと指摘した。

 金建希夫人は2022年、瑞煕建設の李鳳官(イ・ボングァン)会長から娘婿の人事請託と共にヴァンクリーフのネックレス、ティファニーのブローチ、グラフのイヤリングなど計1億380万ウォン(約1099万円)相当の貴金属を受け取った疑いが持たれている。

 同年4月に李培鎔(イ・ベヨン)元国家教育委員長から任命請託と共に265万ウォン(約28万円)相当の金製の亀を受け取った疑い、9月にロボット犬を手掛ける実業家から事業支援の請託と共に3900万ウォン(約413万円)相当のヴァシュロン・コンスタンタンの時計を受け取った疑いも持たれている。

 さらに、22年6月から9月にかけてチェ・ジェヨン牧師から公務員の職務に関する請託と共に計540万ウォン(約57万円)相当のディオールのバッグなどを受け取った容疑、23年2月に金相玟(キム・サンミン)元部長検事から公認請託と共に1億4000万ウォン(約1480万円)相当の李禹煥画伯の絵画を受け取った容疑も適用された。

チョ・ユンジョン記者

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