「インターネット市民記者制度を目指しスタートした“オーマイニュース日本語版”(写真)サービスのページビュー(PV=閲覧数)は当初の期待とは違い、不振に陥っている」と日本のメディアが報じた。
これは、朝日新聞が昨年末掲載した「編集方針に批判集中・閲覧数伸び悩み…オーマイニュース苦戦」という記事。同紙はこの記事でオーマイニュース日本語版の問題点を指摘した。韓国のインターネットメディア「オーマイニ..
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「インターネット市民記者制度を目指しスタートした“オーマイニュース日本語版”(写真)サービスのページビュー(PV=閲覧数)は当初の期待とは違い、不振に陥っている」と日本のメディアが報じた。
これは、朝日新聞が昨年末掲載した「編集方針に批判集中・閲覧数伸び悩み…オーマイニュース苦戦」という記事。同紙はこの記事でオーマイニュース日本語版の問題点を指摘した。韓国のインターネットメディア「オーマイニュース」は2006年8月に日本語版をスタートさせたが、初期は1日平均で100万ページビューを記録していた。ところが、最近は1日平均20万ページビューまで下がっている、と同紙は報じている。また、1年以内に市民記者1万人を確保するのが目標だったが、実際は4000人台にとどまっているという。
昨年末、オーマイニュース日本語版を手掛ける「オーマイニュース・インターナショナル株式会社」の元木昌彦社長(当時編集長)は北海道新聞に寄稿、「(日本には)世界でも例のない(活発な)ブログや匿名掲示板文化があるため、あえてオーマイニュースに参加する必要性を感じないと予想していた」と、日本語版サービスが直面している壁を告白した。同氏は「最大の問題は、2年後の黒字転換を目標としているが、そのビジネスモデルをどのように構築していくべきか、見通しが立たないこと」と語った。
昨年9月末、オーマイニュース日本語版には編集委員だという市民記者が「なぜ市民記者は途中でやめてしまうのか」という長文の記事を掲載した。朝日新聞はこの記事を引用し、▲市民記者ではなく内部の編集部員または編集部が依頼した所で作成したいわゆる「内部記事」が全記事の25%に達している▲トップ記事の場合「内部記事」の割合が40%以上を占める▲市民記者のうち実際に記事を書いている人は3%にすぎない―と報じた。
これについて、オーマイニュース日本語版編集部は「批判は真摯(しんし)に受け止めるが、記事に引用されている数字は間違ったもの」と反論している。
廉康洙(ヨム・ガンス)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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