【コラム】真実の前に「死に体」の社民党(下)

2010/05/20 11:40

 97年、鹿児島県の海岸で北朝鮮の乗組員を乗せた貨物船が座礁した。当時、取材のため現場に行ったが、人通りのない夜道で日本人の恐怖に思いをはせた。子供たちは昼間でも外に出られない。地元住民らは「貨物船に拉致されるのでは、と思うと怖い」と言った。北朝鮮の拉致犯罪は、日本国民全員が認識している現実だった。  それでも、社会党(96年以降は社民党)は02年まで、北朝鮮による拉致を事実として認めなかった。..

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