聖水大橋崩落事故から20年、今も絶えない崩落・転落事故

2014/12/30 13:23

ソウルでは道路の穴による交通事故が1日1件の割合で発生 各種の転落事故は1年に1万件以上、「急がれる身近な安全点検」 足元の安全は!?…「一歩外に出れば不安」 ここ10年間でソウルだけで道路の穴が50万カ所も発生 全国で発生したエレベーターの事故も20年前の約6倍に 法規制だけでは足りず…地域に根差した対策作りで市民の安全意識の向上に

 20年前の10月21日、建設後わずか17年の聖水大橋を渡っていた市民の足元が崩落して32人が亡くなった時、韓国のメディアは「明日はわが身」と自嘲した。不幸にも韓国の実態は、1994年と比べてもさほど変わっていない。むしろ「いつどこで私の足元が崩れ落ちるか分からない」といった不安は、さらに拡大している。

 専門家たちは「韓国社会が昔に比べてより安全になったと思ったらそれは大間違い」と言い切る。災害の..

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