「風の息子」李鍾範（イ・ジョンボム、46）の息子というプレッシャーを払いのけ、韓国プロ野球（KBO）リーグで存在感を増している選手がいる。ネクセン・ヒーローズのルーキー、イ・ジョンフ（18）＝写真＝は28日、馬山球場で行われたNCダイノス戦の1回表第1打席で、相手先発投手・李在学（イ・ジェハク）からレフト前ヒットを決め、14日から始まった連続試合安打を13試合に伸ばした。イ・ジョンフは入団早々に..

　「風の息子」李鍾範（イ・ジョンボム、46）の息子というプレッシャーを払いのけ、韓国プロ野球（KBO）リーグで存在感を増している選手がいる。ネクセン・ヒーローズのルーキー、イ・ジョンフ（18）＝写真＝は28日、馬山球場で行われたNCダイノス戦の1回表第1打席で、相手先発投手・李在学（イ・ジェハク）からレフト前ヒットを決め、14日から始まった連続試合安打を13試合に伸ばした。イ・ジョンフは入団早々に先輩選手たちを抑えて外野手のレギュラー枠を取り、28日まで打率3割2分9厘（268打数88安打）・58得点・5盗塁を記録している。

　新人王争いでトップを走っているイ・ジョンフは、プロ1年目にしてオールスター戦出場も有力視されている。25日現在のファン投票第3回中間集計を見ると、ナヌム・オールスター（NC・ネクセン・LG・起亜・ハンファ）の外野手部門で73万3664票を獲得、崔炯宇（チェ・ヒョンウ）＝起亜＝（101万3707票）に続く2位に付けている。8月に19歳になることから、KBO史上初の「10代の3割」打者を狙う。

　プロ野球ファンたちは「イ・ジョンフは李鍾範の体系的な指導を受けて育ったのだろう」と言う。だが、イ・ジョンフは「父からは一度も野球をきちんと教えてもらったことがない。ネクセン入団前に『先輩方の言葉をよく聞く』『状況をよく見て判断する』『あいさつをきちんとする』『時間を守る』という4つのことだけ教えてくれた」と言った。

キム・スンジェ記者

朝鮮日報／朝鮮日報日本語版

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