一日平均8人検挙、酔客の暴行におびえる韓国のタクシー運転手

2018/06/17 05:06

▲京畿道平沢市内を走るタクシー。運転席に防護板が設置されている。防護板は酔客による暴力を防ぐためのものだが、「犯罪者扱いするのか」と乗客に抗議されることを恐れ、設置を嫌がる運転手もいる。写真=イ・ギウ記者

 ソウル市内で個人タクシーをしているキム・チュンガンさん(63)は数カ月前の未明、酒に酔った40代の男性を乗せた。目的地である京畿道平沢市内に向かう途中、この乗客は「用を足したい」と車を降りると言い出した。「走行中なので難しい」と答えたところ、乗客は運転していたキムさんに向かってカバンを振り回した。このため、バックミラーが壊れただけでなく、バッグの中にあった焼酎の瓶の破片でキムさんの額が切れた。や..

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