▲26日、SBSドラマ『ペントハウス』で主な登場人物の1人、オ・ユンヒ(ユジン)が娘の学校の校長にキックをして前歯が飛ぶシーン。写真提供=SBS
『妻の誘惑』『私はチャン・ボリ!』『皇后の品格』などの話題作を手がけた脚本家キム・スンオクの新作ドラマ『ペントハウス』(SBS)が放送第1週目からその扇情性で俎上(そじょう)に載せられている。『ペントハウス』はショッピングセンターが併設された韓国の最高級マンション「ヘラパレス」を中心に繰り広げられる上流層の暗闘を描いている。教育熱・不正・財閥・芸術・不倫・不動産・暴力など「マクチャンドラマ(あり..
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▲26日、SBSドラマ『ペントハウス』で主な登場人物の1人、オ・ユンヒ(ユジン)が娘の学校の校長にキックをして前歯が飛ぶシーン。写真提供=SBS
『妻の誘惑』『私はチャン・ボリ!』『皇后の品格』などの話題作を手がけた脚本家キム・スンオクの新作ドラマ『ペントハウス』(SBS)が放送第1週目からその扇情性で俎上(そじょう)に載せられている。『ペントハウス』はショッピングセンターが併設された韓国の最高級マンション「ヘラパレス」を中心に繰り広げられる上流層の暗闘を描いている。教育熱・不正・財閥・芸術・不倫・不動産・暴力など「マクチャンドラマ(あり得ない設定で急展開する泥沼ドラマ)」の要素が満載だ。第1話から話題を集め、第2話で全国視聴率10.1%(ニールセン・コリア調べ)を記録した。視聴者の間では、刺激的な設定で以前人気を呼んだ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』『相続者たち』『夫婦の世界』などを一つにしたようなドラマだと言われている。
ドラマ『イヴのすべて』以来、20年ぶりに悪女を演じるキム・ソヨン、あくどい母親に変身したアイドルグループS.E.S.出身のユジンなど、主な登場人物たちのヒステリックな演技が目につく。学校暴力対策自治委員会で保護者が校長に暴力を振るい、これを取り繕うために栄養ドリンクの箱に5万ウォン(約4600円)札をいっぱいに詰めて渡す。歌のレッスンなど一度も受けたことのない生徒が独学で最高難易度のオペラ曲『夜の女王のアリア』を完ぺきに歌う。中学生がカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の大学生だと名乗って「ヘラパレス」で暮らす子の家庭教師になる。現実とかけ離れた設定が次々と登場するが、ドラマは早い展開と視覚的なインパクトで荒唐無稽(むけい)さをかき消している。
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「15歳以上視聴可」にもかかわらず、鮮血が写るシーンや、学校内のいじめ・暴力を連想させるシーンが登場、扇情性が批判されている。ドラマはマンション高層階から1人の少女が転落、血だらけになったまま横たわっているシーンから始まる。有名ソプラノ歌手チョン・ソジン(キム・ソヨン)が先のとがったトロフィーでライバルの首を刺して声帯をつぶすシーンもあった。第2話では、家の中に拷問室を連想させる部屋を設け、血が出るまで子を暴行するシーンが登場した。中学生たちがプールに人を落としていじめるシーン、同い年の子を廃車場に連れて行き、手を縛って車に閉じ込めて集団暴行し、これを撮影するシーンまで放送された。
SBS公式サイトの視聴者掲示板には「学校暴力を子どもたちがまねするのではないかと心配で恐ろしい」「地上波局の放送としては不適切だ」という苦情が100件以上も寄せられている。インターネット上の青瓦台(大統領府)国民請願掲示板にも「ドラマは青少年たちの模倣心理を刺激する。19歳以上視聴可等級にレーティングを調整してほしい」という書き込みに約200人が署名した。SBS関係者は「まだストーリーの序盤なので、もう少し放送を見守ってほしい」と話している。
ソン・ホヨン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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