日本製ジーンズ、50年で元祖米国と張り合うまで

2021/06/20 05:28

【新刊】W・デービッド・マークス著、パク・セジン訳『アメトラ』(ワークルーム・プレス刊)

 日本でジーンズは第2次大戦直後に紹介された。基地の町の女性らは、米軍から現金代わりに受け取った古着を闇市に出して売った。「ジーパン(G・I・パンツ)」と呼ばれた、この色あせた青いズボンは、仕入れ値の数倍近い価格であっても売り場に持ち込まれるなり飛ぶように売れた。綿素材なので、当時ほとんどの男性が身に着けていた..

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