風灯一つで110億ウォンが灰になったけど…「会社は私を見捨てなかった」 

2021/06/20 07:01

「あの事件、その後…」 3年前に貯油所で火事を起こしたスリランカ人、ディムドゥさん 「一生懸命仕事をして韓国国籍を取るのが夢だった。風灯さえ飛ばさなければよかった…私が一番間違っていた」

▲スリランカ人のディムドゥ・ヌワンさんは「一生懸命仕事をして韓国国籍を取るのが夢だった」とし「私がミスしたのにとても助けてくれた韓国人にはひたすら感謝」と語った。/写真=シン・ジイン記者

 2018年10月7日。スリランカ人のディムドゥ・ヌワンさん(30)は、3年前のその日をまだ忘れられない。彼は「ソウルームンサン高速道路」の工事現場(京畿道高陽市徳陽区)で働く鉄筋工だった。午前10時30分ごろ、工事現場の入り口に「赤い風灯(ランタン、紙製の熱気球)」が置かれていた。近くの小学校から飛んできたものだった。「韓国ドラマで見た風灯を実際に見たのは初めてだった。スリランカには風灯がない」..

続き読む