罪がないのに少年院に入所する韓国の子どもたち(上)

2021/12/11 17:58

保育院を飛び越えて少年院へ 「保護観察違反」で法廷に立たせるケースも 再犯の可能性だけで「通告制度」による裁判へ

 生まれたばかりで親から捨てられたある少女(18)は15歳だった2018年から2年にわたり少年院で生活していた。罪を犯したからではない。少女は「施設(保育院)から逃げ出した」という理由で初めて法廷に立った。食事をしなければトイレに監禁し、強制的に食べさせるなどの虐待から逃れるため保育院から逃げ出したのだが、裁判所は少女に日常生活の監督を受ける保護観察の処分を下し、元いた保育院に送り返した。その後、..

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