▲共に民主党の大統領候補、李在明氏/国会写真記者団
韓国与党共に民主党から大統領選に出馬する李在明(イ・ジェミョン)候補の長男、A氏が2019年から20年にかけ、常習的に違法賭博を行っていたとする疑惑が15日、浮上した。米国にサーバーを置くインターネット上のポーカー愛好者サイトの掲示板には19年1月から20年7月にかけ、「イキゴシプタ(勝ちたい)」というニックネームを名乗る人物が200件余りの発言を残している。
発言には違法の疑いがあるオンライン..
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▲共に民主党の大統領候補、李在明氏/国会写真記者団
韓国与党共に民主党から大統領選に出馬する李在明(イ・ジェミョン)候補の長男、A氏が2019年から20年にかけ、常習的に違法賭博を行っていたとする疑惑が15日、浮上した。米国にサーバーを置くインターネット上のポーカー愛好者サイトの掲示板には19年1月から20年7月にかけ、「イキゴシプタ(勝ちたい)」というニックネームを名乗る人物が200件余りの発言を残している。
発言には違法の疑いがあるオンライン、オフラインでの賭博経験に関するものだ。問題の人物がサイト上で自ら公開していたメールアドレスの前半13文字はA氏が使用しているインスタグラムのIDと同一だ。A氏と推定されるこの人物はオンラインでのポーカーマネー購入・販売に関する投稿を100件以上行い、ソウル・江南地区などの賭博場に出入りした感想も数回書き残していた。法律専門家は「事実であれば、『ゲーム産業振興に関する法律』違反などで刑事処罰の対象になる」と指摘した。
【写真】共に民主党・李在明候補の息子と推定される人物の書き込み
本紙の取材を総合すると、A氏とみられる「イギゴシプタ」氏は19年1月から問題のサイトに投稿を始めた。19年7月には「インターン4カ月目で遅刻した」などと書き込んだが、A氏は当時、ある金融機関でインターンとして働いて4カ月目だったという。「イギゴシプタ」氏は自身を「SKY(ソウル大、高麗大、延世大の頭文字)経営学部出身」と紹介していたが、A氏は高麗大経営学部を卒業している。19年8月には「サイバー高延戦(高麗大対延世大)の代表として出場するが、恥ずかしいけれど面白い」と書き込んでいるが、実際にA氏は1カ月後、「2019サイバー高延戦」に高麗大代表として、「スタークラフト」というゲームに出場した。
「イギゴシプタ」氏は投稿を通じ、ポーカーサイトのチップ(ゲームマネー)の取引を持ちかけていたが、それを現金に換算すると約1400万ウォン(約135万円)だった。一度に最高で500枚のチップ(70万ウォン相当)を購入したいと取引を提案したこともあった。そして、一部の投稿には取引を完了したことを意味するとみられる「完」と書き込んだ。
「イギゴシプタ」氏はまた、19年5月にソウル・新村にある違法賭博場を訪れたと投稿した。同年6月には京畿道城南市盆唐にある賭博場をはじめとして、10日間にわたり、「オフ(賭博場)後記」を連続投稿した。ある投稿には「毎回オフで行く場所が変わる。狎鴎亭、建大、往十里、新林、盆唐を転々としている」「同じ場所に頻繁に行けば緊張感が消え、ルーズになり、エッジ(鋭さ)がなくなる」と書き込んだ。同氏は10日間に賭博場で536万ウォンをもうけたと自慢した。
「イギゴシプタ」氏さらに、ポーカー以外にも金額制限がない違法な「パワーボール」ゲームで500万ウォン損をしたとも書き込み、自らを「賭博中毒者」「賭博師」と呼んだ。19年5月には「会社で余裕がある時、(オンライン賭博を)しようとしたが、上司と会話中に(ディスプレーの)画面に(オンライン賭博のポップアップが)表示されて二人とも慌てた」と書いている。
説明を求める本紙の取材に対し、A氏は「父や選対に連絡してもらいたい」と述べ、李候補の選対は「事実が確認された場合、国民に詳細に説明する」と答えた。A氏は取材直後の15日午後7時ごろ、ポーカーサイトで使用していたメールアドレスにちなむインスタグラムのアカウントを削除した。
イ・セヨン記者
ユ・ジョンホン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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