【萬物相】ドイツの再軍備

2022/06/12 06:10

 ドイツ帝国の中枢だったプロイセンは1806年、ナポレオンのフランス軍と対決した。だが、全ての面で力が足りなかった。立て続けに戦闘で敗れた後、「ティルジットの和約」を結んだ。エルベ・ライン川西岸、ポーランドの一部を渡し、兵力も4万2000人以下に制限された。ドイツの歴史上初の軍備制限だった。

 プロイセンは切歯扼腕(やくわん)した。鉄血宰相ビスマルクと参謀総長モルトケの主導の下、軍隊を革新し、新兵器..

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