▲中国南京のサファリパークで撮影されたライオン「アラ」。骨と皮だけのやせた体で歩くだけでも大変そうだ。/Douyin(抖音/ドウイン)
中国のある動物園にいる骨と皮だけの痩せたライオンの動画が公開され、ネットでは怒りの声が相次いでいる。
デーリーメールなど複数の外信が19日(現地時間)に報じたところによると、問題の動画は先日から中国の動画投稿サイト「Douyin(抖音/ドウイン)」を通じて広がっている。南京のサファリパークで撮影されたもので、「アラ」と呼ばれる一頭の雄ライオンだ。
動画の中のアラはあばら骨がはっきり見えるほどひど..
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▲中国南京のサファリパークで撮影されたライオン「アラ」。骨と皮だけのやせた体で歩くだけでも大変そうだ。/Douyin(抖音/ドウイン)
中国のある動物園にいる骨と皮だけの痩せたライオンの動画が公開され、ネットでは怒りの声が相次いでいる。
デーリーメールなど複数の外信が19日(現地時間)に報じたところによると、問題の動画は先日から中国の動画投稿サイト「Douyin(抖音/ドウイン)」を通じて広がっている。南京のサファリパークで撮影されたもので、「アラ」と呼ばれる一頭の雄ライオンだ。
動画の中のアラはあばら骨がはっきり見えるほどひどく痩せていた。力もなく体を動かすのも大変そうだ。石段を下りるときは足元もふらついている。「百獣の王」どころか活気はなく毛並みもつやがない。
この衝撃的な動画がネットやSNS(交流サイト)を通じて広がると、中国のネットでは動物園のずさんな管理を非難する声があふれている。とりわけこの動物園はある旅行サイトで「南京の名所」5位に選ばれているため、一層非難が高まっている。「あまりに恥ずかしい」「世話ができないなら他の動物園に送れ」「あれほどになるまで餌を与えなかったのか」などの書き込みが相次いだ。
これに対して動物園側も弁解している。動物園の関係者は「アラは25歳の高齢で、人間で言えば80歳に相当する。餌をしっかりとかめない状態なので、動物園では液体のたんぱく質や小さい肉片など特別な餌を与えている」と説明した。さらに「特別な場所で獣医たちから特別な世話も受けている」「普段は朝と夕方に散歩をさせている」とも伝えた。
ムン・ジヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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