【NEWSIS】中国福建省霞浦県で建設中の高速増殖炉の完成が近いことが分かった。スプートニク通信、東京新聞などが14日に報じた。
これらのメディアによると、衛星写真の分析から、核兵器に使用される高濃縮プルトニウムの大量抽出が可能な福建省の高速増殖炉の建設が最終段階に入ったようだという。
この高速増殖炉は年内の稼働が見込まれており、本格運転が開始すれば年間100発以上の核弾頭を製造できる量のプルトニ..
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【NEWSIS】中国福建省霞浦県で建設中の高速増殖炉の完成が近いことが分かった。スプートニク通信、東京新聞などが14日に報じた。
これらのメディアによると、衛星写真の分析から、核兵器に使用される高濃縮プルトニウムの大量抽出が可能な福建省の高速増殖炉の建設が最終段階に入ったようだという。
この高速増殖炉は年内の稼働が見込まれており、本格運転が開始すれば年間100発以上の核弾頭を製造できる量のプルトニウムが生成可能だという。これらのメディアが一斉に指摘した。
中国は核施設の査察義務がないため、民生用の核物質が軍事用に転用される可能性が高いとみられている。
国際社会の監視機能が働かない中で、中国は核戦力の強化に拍車をかけることも可能とみられ、懸念が強まっている。
国有企業の中国核工業集団が福建省霞浦県で建設中の高速増殖炉「CFR600」2基はロシア国営ロスアトム傘下のTVELから技術支援を受けており、2017年と2020年に建設が始まった。
最新の衛星写真によると、発電タービンの建屋はすでに完成し、1号機は2023年、2号機は2026年の稼働が見込まれている。
発電出力は60万キロワットで、専門家は核兵器に使われる高濃縮プルトニウムを年間200-300キロ生成するとみている。これは100-200発の核弾頭製造が可能な量だという。
イ・ジェジュン記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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