▲鄭桂先憲法裁判官/写真=NEWSIS
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弁護人団は18日、「鄭桂先(チョン・ゲソン)憲法裁判官と国会弾劾訴追代理人団の共同代表を務める金二洙(キム・イス)弁護士は師弟関係と確認された」とし、憲法裁による尹大統領弾劾審理は不適切だと主張した。先に弁護人団は、金弁護士が理事長を務めている「公益人権法財団共感」に、鄭裁判官の配偶者であるファン・ピルギュ弁護士が所属していることを挙げて忌避申請を行っていた。
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▲鄭桂先憲法裁判官/写真=NEWSIS
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弁護人団は18日、「鄭桂先(チョン・ゲソン)憲法裁判官と国会弾劾訴追代理人団の共同代表を務める金二洙(キム・イス)弁護士は師弟関係と確認された」とし、憲法裁による尹大統領弾劾審理は不適切だと主張した。先に弁護人団は、金弁護士が理事長を務めている「公益人権法財団共感」に、鄭裁判官の配偶者であるファン・ピルギュ弁護士が所属していることを挙げて忌避申請を行っていた。
弁護人団はこの日、「当事者は師弟関係、配偶者は職場の上司…。それでも公正性に問題はないというつもりか?」というタイトルの声明を出し、このように表明した。弁護人団は「鄭裁判官は司法研修院27期2班B組で修了したが、B組の指導教授がまさに当時、司法研修院教授として在職していた金二洙弁護士だった」「司法研修院での師弟関係は大学院における論文指導教授と弟子の関係以上だと言える。司法研修院で徒弟式に実務教育を受ける中で、単なる師弟関係以上の格別な関係を形成するからだ」とした。
さらに弁護人団は「憲法裁は鄭裁判官の配偶者の職場に関連した論争についても『公正な審判を期待し難い事情ではない』と、これを棄却した」としつつ「今回は配偶者ではなく本人の問題で審理の不公正性への疑問が提起されたが、依然としてそのような立場を維持するのか疑問」とコメントした。配偶者関連の論争が起きた当時、鄭裁判官が「金二洙弁護士とは師弟関係だが公正に審理したい」と立場を明らかにすべきだったーというわけだ。
憲法裁は先月15日、尹大統領側の鄭裁判官に対する忌避申請を棄却するとともに「不公正な審判になるかもしれないという当事者の主観的な疑惑は忌避事由に該当しない」としていた。
弁護人団は「選出された大統領の退陣いかんを、指名された憲法裁判官が決定するのに、憲法裁判官に対する偏向性や不公正性についての懸念が次第に強まっている」とし「憲法裁は対立の調停者になるべきなのに、かえって対立の生産者になっている。いかなる決定であろうと、それに反対する考えを持つ国民からは、憲法裁の決定を尊重する信頼の根拠が次第に消えつつある」「国民が(憲法裁判官を)信頼できなくて懸念を抱くのであれば、自ら去就を決断すべき」と主張した。
イ・ミンジュン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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