信号が来たらすぐ排便…便意なくても一日2回はトイレに行く習慣を

2025/04/15 15:30

▲イラスト=UTOIMAGE

 大腸の終わりの部分に当たる直腸は、年齢を重ねるにつれて形態や機能が変化し、高齢者の間で便秘の頻度が大幅に増える。正常な排便過程において、直腸に大便がたまると神経受容器が感知し、脳が排便の衝動を誘発する。年齢を重ねると、この感覚受容器の感度が低下し、排便の衝動が弱まり、認知が遅れる。

 また、直腸の筋肉層がだんだん薄くなり、弾力が低下し、直腸が大便をより多くためておくようになる。直腸が大便でいっぱい..

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