▲仁川市江華郡のミンモル浜。写真提供＝江華郡

　北朝鮮が浄化されていない放射性廃水を西海（黄海）に放出したという一部の主張が韓国政界にまで広がっているのを受け、韓国原子力安全委員会が北朝鮮と接している仁川市江華郡の江華島を調査した結果、異常がないことが分かった。同委員会が1日、発表した。

【写真】金正恩総書記と腕組みして歩く娘ジュエ氏

　同委員会は同日「韓国国内に設置されている環境放射線自動監視網によって測定された空間放射線準位を分析した結果、現..

▲仁川市江華郡のミンモル浜。写真提供＝江華郡

　北朝鮮が浄化されていない放射性廃水を西海（黄海）に放出したという一部の主張が韓国政界にまで広がっているのを受け、韓国原子力安全委員会が北朝鮮と接している仁川市江華郡の江華島を調査した結果、異常がないことが分かった。同委員会が1日、発表した。

【写真】金正恩総書記と腕組みして歩く娘ジュエ氏

　同委員会は同日「韓国国内に設置されている環境放射線自動監視網によって測定された空間放射線準位を分析した結果、現在全国全ての地域で正常準位を示していることが確認された」と明らかにした。

　同委員会は韓国全土の244地域に環境放射線自動監視機を設置しており、平均15分間隔で測定している。

　同委員会によると、1日午前11時時点の全国測定値は1時間当たり0.059－0.212μ㏜（マイクロシーベルト）で、通常の自然放射線準位である1時間当たり0.05－0.3μ㏜とほぼ同じレベルだったという。

　「このほど仁川市江華郡の海水浴場で普段の8倍（1時間当たり0.87μ㏜）を上回る放射性準位が計測された」というインターネット・コミュニティー・サイト上の書き込みに対しても、韓国原子力安全技術院（KINS）が現場調査官を直接派遣して測定した結果、1時間当たり0.2μ㏜以内と正常範囲にあることを確認したとのことだ。

　また、江華郡最北端の北省里地域に設置・運営されている環境放射線監視機も、同日午前11時基準で1時間当たり0.143μ㏜と、正常準位であることを確認したと明らかにした。

キム・ミョンイル記者

朝鮮日報／朝鮮日報日本語版

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