▲写真=UTOIMAGE
コツコツと一日に2、3杯ずつ抹茶を飲むと、認知症のリスクを低下させることができる。
医学誌「Journal of Alzheimer’s Disease」に掲載された大規模な追跡研究の結果によると、一日に抹茶を2、3杯飲んでいる高齢者は認知症発症リスクが低かった。日本の国立がん研究センターなど、主要公共研究機関がタッグを組んだ研究チームは、1995年基準で44-66歳の男女1155人を追跡観察し..
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コツコツと一日に2、3杯ずつ抹茶を飲むと、認知症のリスクを低下させることができる。
医学誌「Journal of Alzheimer’s Disease」に掲載された大規模な追跡研究の結果によると、一日に抹茶を2、3杯飲んでいる高齢者は認知症発症リスクが低かった。日本の国立がん研究センターなど、主要公共研究機関がタッグを組んだ研究チームは、1995年基準で44-66歳の男女1155人を追跡観察した。20年間にわたり参加者たちの抹茶およびコーヒーの摂取頻度や量を調べ、参加者たちの認知能力を神経心理学的に評価した。
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その結果、抹茶を一日に2、3杯摂取したグループは、飲まないグループに比べ認知低下リスクが44%低かった。ただし、4杯以上になると有意義な差が見られなかった。コーヒーの場合、一日に1杯以上飲んだ53歳以上の参加者に限って、認知低下リスクが46%低いことが分かった。
その後、日本で実施されたまた別のコホート観察研究でも、似たような結果が出た。日本の大規模認知症コホート研究(JPSC-AD)のチームは、65歳以上で認知症を有しない村上市の住民1万3660人を10年以上観察した。その結果、一日に600ミリリットル以上(2、3杯に相当)の抹茶を飲むと、認知症発症リスクが25%低下することが分かった。
ただし、抹茶にはカフェインが含まれており、カフェインに敏感な人は注意しなければならない。一般的に抹茶は、ティースプーン1杯当たり70ミリグラムのカフェインが含まれている。エスプレッソ1杯(30ミリリットル基準で約65ミリグラム)と同じような水準だ。
ハン・ヒジュン記者
朝鮮日報日本語版
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