▲イラスト＝UTOIMAGE

　がん闘病中だった妻が、夫の献身的な看病によって完治した後、別の男と不倫をして夫に離婚を要求したというエピソードが韓国のラジオで紹介された。

　YTNラジオ『賢いラジオ生活』では7月18日、子どもが1人いる結婚15年目の夫婦のエピソードが紹介された。それによると、夫のAさんは結婚生活でずっと妻の暴力的な振る舞いに悩まされていたという。子どもの世話をするために義姉が一緒に住んでいたが、憤怒調節障害のあ..

▲イラスト＝UTOIMAGE

　がん闘病中だった妻が、夫の献身的な看病によって完治した後、別の男と不倫をして夫に離婚を要求したというエピソードが韓国のラジオで紹介された。

　YTNラジオ『賢いラジオ生活』では7月18日、子どもが1人いる結婚15年目の夫婦のエピソードが紹介された。それによると、夫のAさんは結婚生活でずっと妻の暴力的な振る舞いに悩まされていたという。子どもの世話をするために義姉が一緒に住んでいたが、憤怒調節障害のある妻は家でもAさんの頬を殴ったり、スマートフォンを投げ付けてAさんの頭に血が出るほどのけがを負わせたりするなど、暴力をふるっていた。

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　そんなある日、妻ががんと診断された。Aさんと義姉が看病に当たったが、Aさんは看病で体重が5キロ以上減ったという。幸い妻は完治と診断された。しかし妻は体が回復すると、別の男と不適切な関係を持った。これはAさんが妻のスマートフォンの中に写真があるのを見つけたことで発覚した。さらに、家の中から離婚を願う呪いの札まで見つかり、Aさん夫妻は最終的に離婚に至った。

　裁判所は離婚訴訟で、妻の暴力や不倫などを考慮してAさん側の訴えを認めた。この事件では財産分与においてAさんの寄与度の方がはるかに高いと認められ、Aさんは慰謝料も受け取ることになった。エピソードを紹介したチョ・インソプ弁護士は「離婚の際、あまりにも不届きな行為があった場合は慰謝料に反映され、財産分与にも反映される場合がある」として「この夫婦のケースは、結婚生活が相当長かったが夫の寄与度がはるかに多いと認められ、夫は慰謝料も受け取った」と説明した。また「呪いの札を使ったこと自体は刑事処罰の対象にはならない。しかし呪いの札を利用した脅迫や威嚇行為があったのであれば、刑事処罰の対象になる可能性もある」と指摘した。

イ・ヘジン記者

チョソン・ドットコム／朝鮮日報日本語版

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