尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の妻・金建希(キム・ゴンヒ)夫人に対する拘束前被疑者尋問(令状実質審査)が12日に開かれる。拘束令状を発付するかどうかは早ければ12日夜、遅くても13日未明に分かる見通しだ。もし、裁判所が金建希夫人に対する拘束令状を発付すれば、大統領経験者夫妻が同時に拘束される韓国憲政史上初めての事例になる。
【写真】金建希夫人出頭 入り口だけかと思いきや2階にもフォトライン
ソ..
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尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の妻・金建希(キム・ゴンヒ)夫人に対する拘束前被疑者尋問(令状実質審査)が12日に開かれる。拘束令状を発付するかどうかは早ければ12日夜、遅くても13日未明に分かる見通しだ。もし、裁判所が金建希夫人に対する拘束令状を発付すれば、大統領経験者夫妻が同時に拘束される韓国憲政史上初めての事例になる。
【写真】金建希夫人出頭 入り口だけかと思いきや2階にもフォトライン
ソウル中央地裁の鄭宰旭(チョン・ジェウク)令状担当部長判事は12日午前10時10分、「資本市場と金融投資業に関する法律」違反などの容疑が持たれている金建希夫人の令状実質審査を行う予定だ。
これに先立ち、金建希(キム・ゴンヒ)夫人関連疑惑を捜査している閔中基(ミン・ジュンギ)特別検察官チームは同日午後1時21分、金建希夫人に対して資本市場法違反などの容疑で拘束令状を請求した。この前日、金建希夫人を出頭させて7時間23分間にわたり聴取したが、その翌日すぐに請求したのだ。
特検は、金建希夫人の拘束令状請求書に資本市場法違反・政治資金法違反・特定犯罪加重処罰などに関する法律上のあっせん収賄容疑を明記したという。特検捜査対象疑惑のうち、▲ドイツ・モーターズ株価操作関与疑惑 ▲2022年・2024年の選挙介入疑惑 ▲「コンジン法師」と呼ばれる呪術師を通じた統一教会贈収賄請託疑惑の関連内容が書かれているものとみられる。
ドイツ・モーターズ株価操作事件は、上場企業であるドイツ・モーターズの筆頭株主であり、代表取締役だったクォン・オス元会長が2009-12年に株価操作者や証券会社の元あるいは現役員・社員ら13人と共謀し、157口座を使ってドイツ・モーターズ株1599万株(636億ウォン=現在のレートで約67億7000万円)を違法に取り引きしたというものだ。検察の捜査過程や関連裁判で、金建希夫人名義の証券口座6つが株価操作に使われていたことが明らかになった。 特検は、金建希夫人が事前に株価操作の事実を知っていたとみている。
金建希夫人は2022年の国会議員補欠選挙で、金映宣(キム・ヨンソン)元国民の力所属議員が慶尚南道昌原・義昌選挙区で党公認されるよう助けた疑惑も持たれている。特検は、尹前大統領夫妻が2022年の大統領選挙の過程で、政治ブローカーのミョン・テギュン氏と金映宣元議員から3億1800万ウォン相当の大統領選挙関連世論調査の提供を無料で受けたものと疑っている。
さらに、金建希夫人は昨年の国会議員総選挙で、金映宣元議員から地方区を金相ミン(キム・サンミン)元検事に譲り、金相ミン元検事を支援してほしいと言ったという疑惑、2022年4-7月にコンジン法師こと呪術師チョン・ソンベ氏を通じて統一教会幹部に1000万ウォン台の高級ブランド「シャネル」のバッグ2個と6000万ウォン台の「ヴァンクリーフ&アーペル」「グラフ」のネックレスなどを受け取り、統一教会関連懸案の解決に手を貸した疑惑もある。
イ・ソンモク記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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