【TV朝鮮】(アンカー)
先に少し言及いたしましたが、トランプ大統領は会談直前、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS、交流サイト)に「韓国で粛清が繰り広げられているようだ。事業はできない場所」という爆弾発言を投稿しました。会談そのものが白紙に戻され戻されるのではないかという懸念まで出ましたが、李在明(イ・ジェミョン)大統領が釈明したことで一段落しました。あまりに異例な事態で、皆当惑もしま..
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【TV朝鮮】(アンカー)
先に少し言及いたしましたが、トランプ大統領は会談直前、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS、交流サイト)に「韓国で粛清が繰り広げられているようだ。事業はできない場所」という爆弾発言を投稿しました。会談そのものが白紙に戻され戻されるのではないかという懸念まで出ましたが、李在明(イ・ジェミョン)大統領が釈明したことで一段落しました。あまりに異例な事態で、皆当惑もしましたが、トランプ大統領は一体なぜ、こんな話を切り出したのか。チェ・ミンシク記者が取材しました。
【写真】李在明大統領がトランプ大統領に説明する様子
(記者リポート)
トランプ大統領のSNSアカウントにこの書き込みが載ったのは、韓米首脳会談開始のおよそ2時間前でした。
「韓国で粛清または革命が起きているようだ」とし「われわれはそこでビジネスができない」とつづりました。
(ドナルド・トランプ/米国大統領)
「韓国の新政権が教会を過酷に家宅捜索し、さらにはわれわれの軍の基地に入って情報を盗んだと聞きました」
海兵隊員殉職事件特別検察官(特検)と内乱特検のチームがそれぞれ烏山基地内の中央防空統制所(MCRC)と汝矣島純福音教会などを家宅捜索したことを問題にしたのです。
トランプ大統領は、本番の会談の時は、この事案に言及しませんでした。
ただし取材陣の質問が来ると、李大統領に説明を要求しました。
(李在明大統領)
「国会が主導する特検によって事実調査が進んでいるところです。もちろん、私のコントロール下にはありませんが、韓国の検事がやっていることはファクトの確認」
(ドナルド・トランプ/米国大統領)
「誤解だとはっきり確信していますが、ご存じのように、教会を家宅捜索したといううわさが出回っています」
会談が終わった後、李大統領は、トランプ大統領が非常に脅しをかけるようにSNSで投稿はしたが大きく懸念はしなかった、と語りました。
(李在明大統領)
「トランプ大統領が書いた『取引の技術』(Trump: The Art of the Deal、邦題は『トランプ自伝 アメリカを変える男』)を読んだからです。相手が耐え難い条件を投じはするが、最終的に不合理な結論には至りません」
トランプ大統領のこうした突発行動は、交渉圧迫用であると共に、米国内の支持勢力を意識したものだという分析もあります。TV朝鮮、チェ・ミンシクがお伝えしました。
(2025年8月26日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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