▲イラスト=UTOIMAGE
銃撃事件が起こったことを知り、息子の安否を確認するためはだしで走りながら現場に向かう母親の姿を撮影した1枚の写真に米国人は涙を流している。
米国のSNS(交流サイト)やインターネット掲示板などには5日までに先月27日に米国で撮影された写真や関連するコメントが数多く掲載された。
【写真】母親がはだしで走りながら現場に向かう様子
話題となった写真には銃乱射事件が起こったことを知り子どもが通う学校に必死..
続き読む
▲イラスト=UTOIMAGE
銃撃事件が起こったことを知り、息子の安否を確認するためはだしで走りながら現場に向かう母親の姿を撮影した1枚の写真に米国人は涙を流している。
米国のSNS(交流サイト)やインターネット掲示板などには5日までに先月27日に米国で撮影された写真や関連するコメントが数多く掲載された。
【写真】母親がはだしで走りながら現場に向かう様子
話題となった写真には銃乱射事件が起こったことを知り子どもが通う学校に必死で走って向かう母親の後ろ姿が映っていた。デニムをはいた女性が靴を両手にはだしで夢中になって駆け出していた。
真っ黒になった足裏を全く気にしない様子を見て、米国人は胸を痛めた。
この銃乱射事件では2人の子どもが犠牲になり、17人が負傷した。この女性の子どもがどうなったかは伝えられていない。
サンディフック小学校銃乱射事件(2012年)の犠牲者家族が運営する非営利団体「サンディフック・プロミス」共同創始者のニコル・ホックリーさんは「あの写真を見た時、本当に胸が張り裂けそうだった。あのお母さんがはだしで走る様子には、全ての親たちの子どもを守る本能が全て込められている。あの写真は私が経験した最悪の悪夢を思い起こさせ、つらい真実をあらためて悟らせてくれた。こんなことが二度と起こらないよう私たちはできることを全てやらねばならない」と投稿した。
ホックリーさんの息子もサンディフック小学校銃乱射事件で犠牲になった。
現地の複数のメディアは「この写真に多くの母親たちが共感し、同時につらさを感じている」と伝えた。
フォトジャーナリズムのある専門家は「この写真は誰もが直面する残酷な事態を伝えている。『私の子どもが通う学校でこんな事件が起こったらどうしよう』と誰もが想像したはずだ」とコメントした。
動画投稿サイトのティックトックにはこの写真を見て涙を流す女性たちの動画なども数多く投稿された。
コメント欄には「あまりに強烈で胸が張り裂けそうな写真だ」「私の心にあまりに深く突き刺さって涙が止まらない」「お母さんたちは子どもを守るためならできないことはない」「今こそ銃を規制しなければならない」などの声が相次いだ。
米ワシントン・ポスト紙によると、1999年のコロンバイン高校銃乱射事件からこれまで学校では434件の銃乱射事件が発生し、約40万人の児童生徒が直接間接の被害を受けたという。
キム・ミョンイル記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com