▲黄教安「自由と革新」代表(写真左)と羅卿瑗「国民の力」議員/写真=聯合ニュース
韓国検察が、2019年の国会ファストトラック(迅速処理案件)衝突事件で起訴された羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)「国民の力」議員や黄教安(ファン・ギョアン)「自由と革新」代表など、現在の保守系野党「国民の力」の前身たる自由韓国党の指導部に対し、実刑を求刑した。2019年4月のファストトラック処理の過程で与野党の議員・党職員間で衝突が発生してから、6年5カ月を経ての結審だ。
【写真】徹底抗戦中の羅卿瑗院内..
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▲黄教安「自由と革新」代表(写真左)と羅卿瑗「国民の力」議員/写真=聯合ニュース
韓国検察が、2019年の国会ファストトラック(迅速処理案件)衝突事件で起訴された羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)「国民の力」議員や黄教安(ファン・ギョアン)「自由と革新」代表など、現在の保守系野党「国民の力」の前身たる自由韓国党の指導部に対し、実刑を求刑した。2019年4月のファストトラック処理の過程で与野党の議員・党職員間で衝突が発生してから、6年5カ月を経ての結審だ。
【写真】徹底抗戦中の羅卿瑗院内代表ら自由韓国党議員たち(2019年4月)
ソウル南部地裁刑事11部(裁判長:張璨〈チャン・チャン〉部長判事)は15日午後、特殊公務執行妨害・国会先進化法違反などの容疑で起訴された黄教安「自由と革新」代表や羅卿瑗「国民の力」議員など26人に対する結審公判を開いた。検察は、当時の自由韓国党代表だった黄代表に対しては懲役1年6カ月、院内代表だった羅議員に対しては懲役2年を宣告してほしいと裁判部に要求した。国会先進化法違反で500万ウォン(約53万円)以上の罰金刑を言い渡された場合、議員職喪失と共に今後5年間は被選挙権をはく奪される。
与野党は2019年4月にファストトラック処理の過程で衝突した直後、相手方を告訴・告発した。当時、与野党は高位公職者犯罪捜査処(公捜処)新設法案や公職選挙法改正案などをファストトラックに上程するかどうかを巡って極限の対立を繰り広げ、衝突にまで至った。会議を開こうとした民主党議員らは、ほとんどが暴行などの容疑で、会議を阻止しようとした自由韓国党議員らは、ほとんどが国会先進化法違反容疑で、それぞれ告発された。検察は2020年、自由韓国党の人物と共に朴範界(パク・ポムゲ)共に民主党議員など民主党の元職・現職の党職者10人も共同暴行等の容疑で起訴した。この事件の裁判もソウル南部地裁で進んでいる。暴行は禁固以上の刑を宣告された場合、議員職を喪失する。
ハン・ヨンウォン記者、キム・ドヨン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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