▲韓国与党・共に民主党の徐瑛教(ソ・ヨンギョ)議員。写真=ニュース1
韓国野党の国民の力と改革新党は18日、「与党・共に民主党が曺喜大(チョ・ヒデ)大法院長(最高裁長官)や韓悳洙(ハン・ドクス)首相=当時=らの秘密会合疑惑を提起した際、根拠として公開した音声は人工知能(AI)で製作されたものだった」とした上で「フェイクニュースによる扇動だ」と批判した。
【ユーチューバーからお知らせ】「音声はAI製作で実際に録音したものでありません」「告訴・告発しないでください」
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▲韓国与党・共に民主党の徐瑛教(ソ・ヨンギョ)議員。写真=ニュース1
韓国野党の国民の力と改革新党は18日、「与党・共に民主党が曺喜大(チョ・ヒデ)大法院長(最高裁長官)や韓悳洙(ハン・ドクス)首相=当時=らの秘密会合疑惑を提起した際、根拠として公開した音声は人工知能(AI)で製作されたものだった」とした上で「フェイクニュースによる扇動だ」と批判した。
【ユーチューバーからお知らせ】「音声はAI製作で実際に録音したものでありません」「告訴・告発しないでください」
今年5月、この音声ファイルを国会で公開した共に民主党の徐瑛教(ソ・ヨンギョ)議員は、チョソン・ドットコムの電話取材に対し、AIによる音声かどうかについて明確な見解は示さず「われわれに対して別の情報提供もあった。全てを捜査して確認すればいい」と語った。
改革新党のチョン・ハラム院内代表は18日、国会で開かれた最高委員会議で「与党の国会議員たちは再び陰謀論拡散器役になり、『清潭洞チェリスト シーズン2』を撮っている。ユーチューバーがAIで作った音声ファイルに興奮し、何の証拠もない陰謀論で騒ぎ立て、司法府を攻撃する姿は滑稽を通り越して奇怪だ」と言った。
改革新党の李基仁(イ・ギイン)事務総長は交流サイト(SNS)「フェイスブック」に「そろそろ共に民主党が自ら明らかにしなければならない時期だ。曺喜大・大法院長らが『4人で会食』したという話を情報提供した『諜報(ちょうほう)員』の出どころと根拠は何か、そして該当の音声ファイルがAI生成・音声変造・編集など人為的な加工を経たものであることを事前に、確認または認知したのか」と投稿した。
国民の力の朴敏英(パク・ミニョン)メディア報道官も同日、フェイスブックに「ユーチューブ発のAI音声を『情報提供者の音声ファイルだ』と言って持ってきて、大法院長に辞任まで要求したのか? でたらめにも程がある。フェイクニュースによる扇動が共に民主党のお得意分野であるのを考慮しても、到底理解できない驚くべき事件だ。(同党所属の)夫勝粲(プ・スンチャン)議員や徐瑛教議員は、低質な虚偽の扇動で曺喜大・大法院長を侮辱したことに対して謝罪せよ」と述べた。
この音声は今年5月10日、ユーチューブ・チャンネル「開かれた共感TV」が「取材諜報員」の情報提供だとして初めて公開したものだ。音声の中の人物は「聞いた話だが、4月4日に尹錫悦(ユン・ソンニョル=前大統領=)の弾劾宣告が終わり、4月7日か4月10日か15日か。曺喜大、鄭相明(チョン・サンミョン)前検察総長(日本の検事総長に相当)、キム・チュンシク(金建希〈キム・ゴンヒ〉夫人の母親の側近)、韓悳洙の4人が会って昼食を取った。その場で、曺喜大が『李在明(イ・ジェミョン=現大統領)の選挙法違反事件が大法院に上がってきたら、自ら処理する』と言った」と語った。
「開かれた共感TV」の司会者は該当の音声を公開し「まだ『主張』です。『主張』であるという点を念頭に置いてください。お願いだから告訴・告発はもうやめてください」と言った。
徐瑛教議員は4日後の5月14日、国会法制司法委員会でこの音声をそのまま流し「情報提供があった。尹錫悦弾劾後、鄭相明、韓悳洙、キム・チュンシク、曺喜大の4人が会合を持ったそうだ」と述べた。
「開かれた共感TV」は当時の放送で「該当の音声はAIで製作されたもので、特定の人物が実際に録音したものではないことをお知らせします」と告知していた。この事実はこれまで注目されてこなかったが、共に民主党が最近、本腰を入れて曺喜大・大法院長に辞任を迫っていることから、再び注目されるようになった。
徐瑛教議員はチョソン・ドットコムの電話取材で「国会で公開した音声ファイルがAI音声だということを知っていたのか」という質問に「われわれに対して別の情報提供もあった。全てを捜査して確認すればいい」と答えた。
「音声ファイルがAI音声であることを知っていたのか」とあらためて尋ねると、徐瑛教議員は明確には答えず「スケジュールがあるので長く通話できない」と言って電話を切った。
キム・ミョンイル記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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