▲写真=UTOIMAGE
カンボジアのプノンペンで50代の韓国人男性が拉致され、拷問を受けるという事件が発生した。現地警察は事件に関与した中国人 4 人とカンボジア人 1 人を逮捕した。クメール・タイムズなど現地メディアがこのほど報道した。
【写真】韓国人を拉致監禁した容疑者たち
報道によると、プノンペンの警察当局は9月22日、韓国人男性を監禁・拷問した容疑で中国人4人とカンボジア人1人を逮捕したとのことだ。
事件は同月2..
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▲写真=UTOIMAGE
カンボジアのプノンペンで50代の韓国人男性が拉致され、拷問を受けるという事件が発生した。現地警察は事件に関与した中国人 4 人とカンボジア人 1 人を逮捕した。クメール・タイムズなど現地メディアがこのほど報道した。
【写真】韓国人を拉致監禁した容疑者たち
報道によると、プノンペンの警察当局は9月22日、韓国人男性を監禁・拷問した容疑で中国人4人とカンボジア人1人を逮捕したとのことだ。
事件は同月21日午後8時30分ごろ、プノンペンの繁華街ボンケンコンで発生した。この地域は高級ホテルやレストラン、カフェ、ショッピングモールなどが密集し、「プノンペンの江南」と呼ばれている。
被害者の韓国人Aさん(51)は白い車を運転してカフェに立ち寄り、再び車に戻った瞬間、黒い車に乗って現れた容疑者たちに拉致された。
Aさんが車に無理やり乗せられる様子を目撃したカフェの警備員が直ちに警察に通報した。
その後、警察はAさんの車を運転して移動させるため現場に戻ってきた中国人容疑者を逮捕した。さらに翌22日午後5時ごろ、プノンペンのあるホテルで中国人3人とカンボジア人運転手(35)を逮捕した。
逮捕されたのは30代の中国人2人、40代の中国人2人、30代のカンボジア人1人の計5人だ。
逮捕の過程で、警察はK54半自動拳銃1丁、弾倉2個、実弾9発、鉄パイプ1本、無線機3台、拳銃用ゴムホルスター、麻薬の錠剤112錠、麻薬吸入器具、パスポート2冊などを押収した。
拉致の目的は詳しくは分かっていないが、事前に計画された犯罪である可能性が高いと報じられている。
警察は逮捕された5人をボンケンコン警察署に臨時拘禁し、拉致・不法武器所持・麻薬所持容疑で取り調べた上で送検する方針だ。
カンボジアにある特殊詐欺拠点内で最近、韓国人就職詐欺・監禁被害が相次いでいるのを受け、韓国政府は9月16日午後5時からカンボジア内の一部地域に対する旅行警報段階を見直した。これに伴い、プノンペンには第2段階(旅行自粛)、シアヌークビル・ボコール山・バベットなどには第2.5段階(特別旅行注意報)がそれぞれ下された。
韓国外交部(省に相当)は同地域を訪れる予定の韓国国民に旅行のキャンセル・延期を勧告し、滞在中の韓国国民には安全な地域に移動するよう呼びかけている。
キム・ジャア記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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