▲イラスト=UTOIMAGE
携帯電話ショップを経営していたことで知り得た契約者の個人情報を盗用し、自宅住所を突き止めた後、家族を殺すと脅迫し、金銭を奪おうとした男に実刑判決が下された。
ソウル中央地裁は11日までに、恐喝未遂・ストーカー処罰法違反、個人情報保護法違反などの罪で起訴されたA被告に懲役1年6カ月の判決を言い渡し、40時間のストーカー治療プログラム、3年間の保護観察も命じた。
【写真】韓国30代ストーカー男にモンキ..
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携帯電話ショップを経営していたことで知り得た契約者の個人情報を盗用し、自宅住所を突き止めた後、家族を殺すと脅迫し、金銭を奪おうとした男に実刑判決が下された。
ソウル中央地裁は11日までに、恐喝未遂・ストーカー処罰法違反、個人情報保護法違反などの罪で起訴されたA被告に懲役1年6カ月の判決を言い渡し、40時間のストーカー治療プログラム、3年間の保護観察も命じた。
【写真】韓国30代ストーカー男にモンキーレンチで襲撃された被害者の様子
A被告は2015年から2018年までソウル市鍾路区で携帯電話ショップを経営しており、来店したBさんの携帯電話を開通させる際、氏名、連絡先、家族情報などの個人情報を得て、それを移動式の保存媒体に保存していた。A被告は昨年4月、宅配便の運転手を装い、Bさん宅を訪れ、玄関前に「老後を刑務所で送るために家族皆殺しを計画している」などと書かれた手紙を置き、1億5000万ウォン(約1600万円)を要求した。
手紙にはBさんの未成年者の子どもについて、「成人になれば犯罪を犯すだろう」と言及した部分もあった。Bさんが要求に応じず、警察に通報した後も、A被告は「準備ができれば訪ねる」などという携帯メールを送りつけた。
A被告は恐喝未遂とストーカー行為などの罪で起訴されたが、過去に携帯電話ショップを経営していたことで入手した契約者情報を利用したことが明らかになり、個人情報保護法違反の罪でも追起訴された。
ソウル中央地裁はA被告が服役後に被害者の子どもに対する犯罪を予告した点、再犯危険性評価の結果を踏まえ、再犯の可能性が高いと判断した。同時に「罪状が非常に悪質だ」とし、「Bさんとその家族は犯行で深い不安感と精神的苦痛を感じたとみられるが、A被告は被害回復のために努力することもなく、被害者からも許しを得ていない」と指摘した。
同地裁はA被告が反省する様子を見せている点、懲役刑の執行猶予を上回る刑事処罰の前歴がない点などを考慮し、量刑を決めたとした。
イ・ミンジュン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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