▲韓国野党・国民の力の張東赫(チャン・ドンヒョク)代表=写真中央= 写真=NEWSIS
韓国野党・国民の力の張東赫(チャン・ドンヒョク)代表が17日、ソウル拘置所を訪れ、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に10分間面会した。張東赫代表はこれを公表した上で、「自由大韓民国を再生させるため、国民の安らかな暮らしを守るため、一つになって闘おう」と言った。尹前大統領の支持者をはじめとする野党全体の団結のため、面会に行ったという意味だ。
【写真】尹大統領(当時)の出勤を見送る愛犬
張東赫代表側..
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▲韓国野党・国民の力の張東赫(チャン・ドンヒョク)代表=写真中央= 写真=NEWSIS
韓国野党・国民の力の張東赫(チャン・ドンヒョク)代表が17日、ソウル拘置所を訪れ、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に10分間面会した。張東赫代表はこれを公表した上で、「自由大韓民国を再生させるため、国民の安らかな暮らしを守るため、一つになって闘おう」と言った。尹前大統領の支持者をはじめとする野党全体の団結のため、面会に行ったという意味だ。
【写真】尹大統領(当時)の出勤を見送る愛犬
張東赫代表側は「いつかはしなければならないことをした」という考えによるものだという。張東赫代表は党代表選挙時、尹前大統領の復党について「受け入れられる」と述べ、代表就任後も面会を公言してきた。強硬支持層の気持ちをなだめるため、ある種の「宿題」をしたということだ。
しかし、尹前大統領は昨年12月3日の非常戒厳宣布以降、反省する様子を見せていない。 保守陣営を壊滅的な危機に陥れたが、弾劾後、「勝って帰ってきた」と現実とはかけ離れた認識を示した。金建希(キム・ゴンヒ)夫人が請託の見返りとして一部の人物からネックレスなどを受け取ったという暴露話も飛び出した。尹前大統領夫妻の過ちにより、保守陣営や保守政党に対する国民の認識も否定的になっている。国民の力では一部の議員も特別検察官(特検)の捜査網に浮上している状況だ。このような状況で、保守を代表する政党の代表が尹前大統領に会いにいくべきだったのだろうか。
尹前大統領の弾劾後も、国民の力では民心に逆行する行動が続いている。同党は先月、大規模なデモを開いたが、「ユン・アゲイン(尹錫悦復帰)」「ストップ・ザ・スチール(不正選挙)」などと主張する旗が登場し、反省・刷新とはほど遠かった。不動産政策の混乱、キム・ヒョンジ大統領室第1付属室長問題、閔中基(ミン・ジュンギ)特検を巡る疑惑などで現政権に対する批判が高まり、李在明(イ・ジェミョン)大統領と与党・共に民主党の支持率は下落傾向にある。ところが、国民の力の支持率は20%台前半から中盤を超えられずにいる。これは民心に逆行する行動と無関係ではないだろう。
尹前大統領の問題は司法的判断がなされ、国民の間に共感が生まれた後に指摘しても遅くはない。張東赫代表は保守政党の代表だ。自身の行動が強硬支持層ではなく、保守陣営全体にどのような影響を及ぼすのかを考えなければならない。民心が背を向けるようなことは、これ以上、起こさないでほしいものだ。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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