5人組ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ、メンバー=ヘリン、ヘイン、ミンジ、ダニエル、ハニ)が12日、「所属事務所のADOR(アドア)に戻る」との意向を表明した。 昨年11月に「ADORの帰責事由により専属契約は終了する」と宣言して活動を中断、法廷闘争を開始したが、それから1年を経て復帰を決めたものだ。
【写真】法廷闘争中は一時「NJZ」名義で活動、商標権登録も
同日のNewJean..
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5人組ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ、メンバー=ヘリン、ヘイン、ミンジ、ダニエル、ハニ)が12日、「所属事務所のADOR(アドア)に戻る」との意向を表明した。 昨年11月に「ADORの帰責事由により専属契約は終了する」と宣言して活動を中断、法廷闘争を開始したが、それから1年を経て復帰を決めたものだ。
【写真】法廷闘争中は一時「NJZ」名義で活動、商標権登録も
同日のNewJeansメンバーによる復帰宣言には時間差があった。まずヘリン(19)とヘイン(17)が午後5時ごろ、ADORを通じて復帰の意向を表明した。ADORは「2人は家族と共に熟考し、当社とも十分な協議を経た末、裁判所の判決を尊重して専属契約を順守するという決定を下した。ヘリンとヘインが円滑な芸能活動を継続できるよう最善を尽くす」と発表した。
ところがその後、3時間もたたないうちに残りのメンバーのミンジ(21)、ダニエル(20)、ハニ(21)が「慎重な話し合いを経てADORに復帰することに決めた」と明らかにした。ただし、3人の復帰はヘリン・ヘインとは違い、ADORと事前に協議されたものではなかった。3人は見解文で、「メンバー1人が南極にいて伝えるのが遅くなったが、現在ADORから回答がなく、やむを得ず別途にお知らせすることになった。今後も真心を尽くして音楽とステージでお目にかかりたい」とコメントした。ADORは「メンバー3人の復帰の意思が本当なのか、現在確認しているところだ」と述べた。
これは昨年8月、大手芸能事務所HYBE(ハイブ)が傘下企業ADORの代表を務めていたミン・ヒジン・プロデューサーを解任し、NewJeansが専属契約を巡る闘争を開始したことに端を発するものだ。メンバーたちは自分たちのアルバム企画を担当してきたミン・ヒジン・プロデューサーの代表復帰を要求したが、これが受け入れられなかったため、同年11月に記者会見を開いて「専属契約終了」を宣言した。だが、裁判所は先月30日、ADORが起こした「専属契約有効確認訴訟」の一審で「専属契約を維持しなければならない」との判決を下し、ADORが勝訴した。
メンバーたちは同日、復帰の背景について直接は語らなかった。だが、「専属契約有効確認訴訟」で完全に敗訴したことが心理的な負担になったとの見方が出ている。裁判所は判決文で、「ADORに帰責事由があるとは言い難い」と述べた。メンバーが復帰を宣言したのも、敗訴した一審判決に対して控訴状を提出できる期限(13日午前0時)まであと一日というタイミングだった。事実、ヘリンとヘインはこの日、控訴放棄と共に復帰の意向を表明した。一方、ミンジ、ダニエル、ハニの3人は控訴放棄の意向について明確には述べていないという。
もしメンバー全員が復帰することになれば、ミン・ヒジン・プロデューサーがいない中、今年8月に選任されたイ・ドギョンADOR代表の体制で音楽活動を再開する見通しだ。ADORは一審勝訴直後、「フルアルバム発売など活動再開のための準備を終え、(メンバーの復帰を)待っている」とコメントしていた。NewJeansとADORとの間の本来の専属契約期限は2029年7月までだ。
ユン・スジョン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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