▲イラスト=UTOIMAGE
韓米両国が14日、関税交渉の結果を盛り込んだ「ジョイント・ファクト・シート(共同説明資料)」を発表し、「韓米戦略的投資に関する了解覚書(MOU)」にも署名した。
これによると、米政府は韓国車・部品に対する品目関税を25%から15%に引き下げるとのことだ。引き下げの時点は今月1日からが有力だ。韓国産業通商部(省に相当)の金正官(キム・ジョングァン)長官は「自動車の関税引き下げは、3500億ドル(約..
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韓米両国が14日、関税交渉の結果を盛り込んだ「ジョイント・ファクト・シート(共同説明資料)」を発表し、「韓米戦略的投資に関する了解覚書(MOU)」にも署名した。
これによると、米政府は韓国車・部品に対する品目関税を25%から15%に引き下げるとのことだ。引き下げの時点は今月1日からが有力だ。韓国産業通商部(省に相当)の金正官(キム・ジョングァン)長官は「自動車の関税引き下げは、3500億ドル(約540億円)の戦略的投資MOU履行のための法案が国会に提出される月の1日付で遡及(そきゅう)適用される。法案は来週提出しようと努力しているところだ」と述べた。
【図表】関税交渉の結果と対米投資関連MOUの主な内容
最大輸出品目の半導体は台湾に比べ不利でない関税の保障を受けることになった。今後の関税賦課が予告されている医薬品も関税率が15%を超えないようにした。MOUを締結したこの日から木材は15%の関税、一部航空機・部品は0%の関税が適用される。米国が無関税を適用することにしたジェネリック医薬品(後発医薬品)と一部の天然資源は12月から関税が免除される見通しだ。ただし、鉄鋼・アルミニウムとその派生商品に対する関税50%は維持される。金正官長官は「さまざまな話し合いをしたが、鉄鋼の関税に例外はないというのが米国の立場だ」と説明した。
各企業は一斉に歓迎の姿勢を見せている。現代自動車グループは「政府に感謝する。関税の影響を最小限にとどめるための多角的な方策を推進し、品質競争力の強化と技術革新を通じて内容をより充実したものにしていく」と述べた。李在明(イ・ジェミョン)大統領は今週末、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子会長、崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長、鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長、具光謨(ク・グァンモ)LGグループ会長、鄭基宣(チョン・ギソン)HD現代会長、徐廷珍(ソ・ジョンジン)セルトリオン会長、呂昇柱(ヨ・スンジュ)ハンファグループ副会長に会い、企業の協力に感謝の意を表した上で交渉結果を説明するとのことだ。
チェ・ウンギョン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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