▲イラスト=UTOIMAGE
イスラエル軍が、ヨルダン川西岸地区での急襲作戦中に、非武装状態のパレスチナ人男性2人を射殺した。
ロイター通信など複数の外信が11月27日(現地時間)に報じたところによると、同日、パレスチナの現地メディアなどは、当時の銃撃場面を捉えた映像を公開した。X(旧ツイッター)などソーシャルメディアでも広まっている問題の映像には、パレスチナ人男性2人が武装したイスラエル軍に包囲された建物からゆっくり出てく..
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▲イラスト=UTOIMAGE
イスラエル軍が、ヨルダン川西岸地区での急襲作戦中に、非武装状態のパレスチナ人男性2人を射殺した。
ロイター通信など複数の外信が11月27日(現地時間)に報じたところによると、同日、パレスチナの現地メディアなどは、当時の銃撃場面を捉えた映像を公開した。X(旧ツイッター)などソーシャルメディアでも広まっている問題の映像には、パレスチナ人男性2人が武装したイスラエル軍に包囲された建物からゆっくり出てくる様子が収められている。
【写真】建物から出て両手を挙げる非武装のパレスチナ人男性2人
男性たちは降伏しようとしているかのように両手を頭上に挙げ、着ていた上着を脱ごうとした。続いて地面に腹ばいになり、自分たちを取り囲むイスラエルの軍人たちの指示を聞いている。イスラエル軍は2人に、再度建物の中に入れと命令した後、近距離から射殺した。
パレスチナ自治政府(PA)は声明を発表し、「今回の事件は残忍な即決処刑」だとして「イスラエル軍による戦争犯罪」だと糾弾した。アムネスティ・インターナショナルも「イスラエルは先月の休戦合意後も依然としてガザ地区のパレスチナ人に対する集団虐殺を行っている」と批判した。
ただし、イスラエル軍とイスラエル警察は共同声明を出し「ジェニンで治安部隊に爆発物を投げたり銃撃を加えたりするなどのテロ活動に関与した容疑者たちを逮捕するための作戦を遂行していた」「2人の男性はジェニンのテロ・ネットワークと関連がある指名手配者」だと主張した。
さらに、極右寄りのイタマル・ベン・グビール国家安全保障相は、Xに「戦闘員たちは期待した通り正確に行動した」「テロリストたちは殺されなければならない」と書き込んだ。
ムン・ジヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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