【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が5日発表した国際収支(速報値)によると、10月の経常収支は68億1000万ドル(約1兆560億円)の黒字だった。2年6カ月連続の黒字となったが、秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の大型連休があったため操業日数が少なく、黒字規模は前月(134億7000万ドル)と前年同月(94億ドル)からそれぞれ66億6000万ドル、25億9000万ドル減少した。
ただ、今年..
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【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が5日発表した国際収支(速報値)によると、10月の経常収支は68億1000万ドル(約1兆560億円)の黒字だった。2年6カ月連続の黒字となったが、秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の大型連休があったため操業日数が少なく、黒字規模は前月(134億7000万ドル)と前年同月(94億ドル)からそれぞれ66億6000万ドル、25億9000万ドル減少した。
ただ、今年1~10月の累計黒字(895億8000万ドル)は前年同期(766億3000万ドル)を16.9%上回った。
10月の経常収支を項目別にみると、商品収支(貿易収支に相当)は78億2000万ドルの黒字で、前月(142億4000万ドル)の約半分の水準にとどまり、前年同月(80億7000万ドル)も下回った。
輸出(558億8000万ドル)は前年同月比4.7%減少。前月(672億7000万ドル)と比べると減少率は17.0%に上った。
韓銀によると、IT(情報技術)品目では半導体を中心に増加傾向を維持したが、非IT部門では単発の船舶輸出が調整され、操業日数も少なく、輸出全体では2カ月ぶりに前年同月比で減少に転じた。
半導体(25.2%増)、コンピューター・周辺機器(3.5%増)などは増加したが、無線通信機器(8.7%減)、鉄鋼製品(14.1%減)、化学工業製品(13.1%減)、乗用車(12.6%減)、機械類・精密機器(12.3%減)は減少した。
地域別では米国(16.1%減)、日本(7.7%減)、中国(5.2%減)、欧州連合(EU、2.0%減)向けなど大部分の地域で苦戦し、東南アジア(11.1%増)向けのみ好調だった。
輸入(480億6000万ドル)は前年同月(505億7000万ドル)に比べ5.0%減少。エネルギー輸入価格の下落もあり、ガス(37.2%減)、石炭(18.6%減)、石油製品(13.1%減)、化学工業製品(7.6%減)など原材料の輸入が6.4%減少した。一方、原油は6.8%増えた。
情報通信機器(5.6%減)、半導体(1.6%減)など資本財の輸入も0.6%減ったが、消費財は9.9%増加し、なかでも金の輸入は834.4%増と急増した。
サービス収支は37億5000万ドルの赤字を記録した。赤字幅は前月(33億2000ドル)や前年同月(19億3000万ドル)から拡大した。
このうち旅行収支は13億6000万ドルの赤字で、秋夕の連休で出国者が増加した影響で前月(9億1000万ドルの赤字)に比べ増加した。
給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は29億4000万ドルの黒字で、黒字額は前月(29億6000万ドル)とほぼ同水準だった。利子や配当による所得収支は22億9000万ドルの黒字だった。
聯合ニュース
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