▲写真=UTOIMAGE
コーヒーの味がなぜか物足りないときがある。砂糖を入れると血糖値が上昇する。そんなときシナモンパウダーが、より健康的な代案になり得る。
シナモンはケイ皮酸やクマリン、そしてポリフェノールなどの抗酸化成分が豊富に含まれている。それによって、炎症反応を抑えることができる。国際学術誌「Food Chemistry」に掲載されたポーランドの研究チームの論文によると、コーヒーとシナモンの混合物は細胞を損傷さ..
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コーヒーの味がなぜか物足りないときがある。砂糖を入れると血糖値が上昇する。そんなときシナモンパウダーが、より健康的な代案になり得る。
シナモンはケイ皮酸やクマリン、そしてポリフェノールなどの抗酸化成分が豊富に含まれている。それによって、炎症反応を抑えることができる。国際学術誌「Food Chemistry」に掲載されたポーランドの研究チームの論文によると、コーヒーとシナモンの混合物は細胞を損傷させるフリーラジカルを中和させ、炎症反応にかかわる酵素リポキシゲナーゼの活性化を抑制することで、体内の炎症を抑えるのに役立つことが分かったという。
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砂糖の代わりにたびたび使用すると、血糖値のコントロールにも役立つ。米国臨床栄養学ジャーナルに掲載された論文によると、シナモンを一日4グラムずつ、8週間にわたり摂取した人たちは、胃薬を飲んでいる人よりも血糖値が低下したという。米国ジョージア大学栄養学科のコニー・ロジャース教授は「シナモンを料理に加えて食べることが、炎症の調節に役立ち得る」とした上で「シナモンは食べ物にナトリウムや糖を加えることなく、味を引き立たせることができる添加物でもある」と主張した。
米国農務省の資料によると、シナモンパウダー小さじ1杯はおよそ2.6グラムで、約6.5キロカロリーだ。糖類や脂肪はほとんどなく、抗酸化成分のポリフェノールが小さじ1杯当たりおよそ300ミリグラム含まれている。一日1さじ程度摂取するのは、特に副作用のリスクもなく、安全だ。
ただし、医薬品ではなく食品なので、シナモンを食べて糖尿病や慢性の炎症など疾患を治療することはできない。「砂糖よりもいい食品添加物」程度に考えて活用するのがよい。ロジャース教授も「糖尿などの基礎疾患をコントロールするために飲んでいた薬や運動をシナモンの摂取で代替することは推奨しない」と話している。
イ・ヘリム記者
朝鮮日報日本語版
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