【ソウル聯合ニュース】韓国警察は30日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が2019年1月に与野党の国会議員11人に100万ウォン(約11万円)から300万ウォンの違法な政治資金を贈ったことが確認されたと発表した。
個人名義で贈った後に、教団が精算する方式が使われたと判断したという。
警察は教団総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)被告、教団元幹部のユン・ヨンホ被告、韓被告の秘書室長を務めたチョン・ウォン..
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【ソウル聯合ニュース】韓国警察は30日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が2019年1月に与野党の国会議員11人に100万ウォン(約11万円)から300万ウォンの違法な政治資金を贈ったことが確認されたと発表した。
個人名義で贈った後に、教団が精算する方式が使われたと判断したという。
警察は教団総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)被告、教団元幹部のユン・ヨンホ被告、韓被告の秘書室長を務めたチョン・ウォンジュ被告(いずれも政治資金法違反の罪などで公判中)、教団の友好団体「天宙平和連合(UPF)」の元会長の4人を政治資金法違反の容疑でソウル中央地検に送致したと明らかにした。
警察は教団が行った違法な「分散献金」を韓被告が指示または黙認し、ほかの容疑者が実行したとみている。
警察は15日に教団本部など10カ所を家宅捜索。確保した資料を分析し、分散献金の状況を確認した。田載秀(チョン・ジェス)前海洋水産部長官ら与野党の政治家に金品を贈ったとされる疑惑とは別の捜査という。
当時、国会外交統一委員会に所属していた議員が分散献金の主な対象で、少なくとも3政党の議員だったという。
警察は、政治資金法違反容疑の公訴時効が7年であることを考慮し、時効が迫った分散献金事件から送検したと説明した。分散献金を受けた可能性のある議員はさらに増える可能性があるという。
献金を受けた11人については送検されておらず、田氏も送検されていない。
田氏に政治資金法違反の容疑のみが適用された場合、今月末に時効を迎えるとの指摘について警察関係者は「迅速かつ厳正に捜査する。事実関係の究明が優先だ」と強調した。
聯合ニュース
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