内乱首謀事件を捜査した趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官(特検)チームが、結審2日前に尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に対する内乱首謀事件の起訴状を変更した際、「大統領就任直後に官邸を移転して軍と密着するなど、諸条件が整えられた」と追加で摘示したことが分かった。
【写真】逮捕状執行のため大統領官邸前に集まった警察官たち
TV朝鮮が250ページに及ぶ尹前大統領の起訴状を確認した結果、趙垠奭特検チー..
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内乱首謀事件を捜査した趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官(特検)チームが、結審2日前に尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に対する内乱首謀事件の起訴状を変更した際、「大統領就任直後に官邸を移転して軍と密着するなど、諸条件が整えられた」と追加で摘示したことが分かった。
【写真】逮捕状執行のため大統領官邸前に集まった警察官たち
TV朝鮮が250ページに及ぶ尹前大統領の起訴状を確認した結果、趙垠奭特検チームは「尹前大統領は2022年5月の大統領就任と同時に大統領室をソウル市竜山区の竜山軍基地内にある合同参謀本部庁舎のすぐそばの国防部(省)庁舎に、大統領官邸を同区漢南洞に移転した」「その結果、軍指揮部と共に軍基地内に位置することになった」と起訴状に追加で記載したことが明らかになった。
そして、「大統領官邸のすぐ近くに国防長官や合同参謀議長など主要軍指揮部の公館が位置することにより、被告人(尹前大統領)と軍が密着するなど、諸条件が整えられた」と強調した。
それと共に「野党との確執の中で、普段から『韓国社会のあちこちに暗躍している従北主思派(北朝鮮の主体思想を信奉するグループ)をはじめとする反国家勢力を整理しなければ大韓民国の未来はない。私は大統領(任期)が終わるまでにこの仕事のため最善を尽くす」と述べたとした上で「国防長官の金竜顕(キム・ヨンヒョン)はこの言葉に積極的に同調した」と指摘した。
同特検はまた、「主要軍指揮官らとの集まりと政治状況に対する不満を吐露」という部分を削除し「軍指揮官らの誘引による非常戒厳準備」という部分を起訴事実に追加した。
さらに、同特検は「尹前大統領は2023年12月ごろ、非常戒厳時に動員する軍指揮官の忠誠心を誘引する(引き出す)ために、(当時の)地上作戦司令官の孫湜(ソン・シク)、国軍防諜(ぼうちょう)司令官の呂寅兄(ヨ・インヒョン)、陸軍特殊戦司令官の郭種根(クァク・チョングン)、首都防衛司令官の李鎮雨(イ・ジンウ)を大統領官邸に呼び出し、金竜顕と共に激励のため夕食を共にした」と追加指摘した。
変更された起訴状では、尹前大統領や金竜顕前国防長官らが非常戒厳を謀議した時期がこれまでの2024年3月から23年10月に変更されている。
同特検は「起訴後から現在までに行われた証拠調査の結果や、公判段階で押収された追加証拠などを反映した」と変更内容を説明した。
弁護団は8日に開かれた公判で「変更された起訴状には証拠に対する特検の主観的評価に加え、独自かつ人為的な法理判断まで記載されている。起訴状ではなく意見書だ」と批判した。
チョ・ユジン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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