▲釜山港第8埠頭で装甲車などを輸送船から降ろす米第2師団所属の第2ストライカー旅団。この部隊は韓国に循環配置されている。2月4日午前撮影。/キム・ドンファン記者
在韓米軍は18-19日に西海の公海上でF16戦闘機、戦略爆撃機、偵察機など数十機による大規模訓練を行い、これに中国人民解放軍が出撃したため米中の戦闘機が一時西海で対峙した。ほぼ同じ時期に、米空軍と日本の航空自衛隊は、西海の南に位置する東シナ海で4機の米戦略爆撃機と11機の航空自衛隊戦闘機による訓練を行っていた。米国はこの大規模訓練の計画段階で韓国軍にも参加を打診したという。しかし韓国軍はこれに応..
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▲釜山港第8埠頭で装甲車などを輸送船から降ろす米第2師団所属の第2ストライカー旅団。この部隊は韓国に循環配置されている。2月4日午前撮影。/キム・ドンファン記者
在韓米軍は18-19日に西海の公海上でF16戦闘機、戦略爆撃機、偵察機など数十機による大規模訓練を行い、これに中国人民解放軍が出撃したため米中の戦闘機が一時西海で対峙した。ほぼ同じ時期に、米空軍と日本の航空自衛隊は、西海の南に位置する東シナ海で4機の米戦略爆撃機と11機の航空自衛隊戦闘機による訓練を行っていた。米国はこの大規模訓練の計画段階で韓国軍にも参加を打診したという。しかし韓国軍はこれに応じなかったため、米国は韓国に訓練の具体的な内容や場所について伝えず、日本とのみ訓練を行ったのだ。
【写真】釜山に入港した米原子力空母「ジョージ・ワシントン」
在韓米軍による西海での訓練は、米国が強調する「戦略的柔軟性」、つまり北朝鮮の挑発抑止は韓国軍が担当し、在韓米軍は中国抑止に集中するとの方針に基づいている。最近在韓米軍が使う上下逆の地図には台湾までの距離が記されている。中国が台湾を攻撃すれば在韓米軍がこれに対処することを明確にしているのだ。
日本の高市首相は中国の脅威に対抗し「強い日本」を公約として掲げ、選挙で圧勝した。日本は米空軍との訓練について「中国による台湾侵攻を許さない両国の強い意志の確認」と評した。米空軍と日本の航空自衛隊訓練に参加したB52戦略爆撃機は在韓米軍の西海訓練にも参加した。在韓米軍と日本の航空自衛隊は事実上の連携訓練を行ったのだ。
中国は西海上の韓国防空識別区域にこれまで何度も無断で侵入してきたが、韓国空軍は中国を意識し西海では長距離訓練をほぼ行ってこなかった。ところが今回、在韓米軍が西海で大規模訓練を開始した。米国は西海での訓練に際して韓国に訓練の実施のみを伝え、その具体的な規模や目的などは説明しなかったため、韓国軍当局が抗議する事態にまで発展した。
李在明(イ・ジェミョン)政権は在韓米軍について「中国けん制」ではなく引き続き北朝鮮への対応に限定するよう望んでいる。そのため今後も在韓米軍は韓国を除外して日本と連携し、中国に備える訓練を行うことがごく日常になる可能性も考えられる。訓練が行われるのは西海とそのすぐ南の東シナ海だが、韓国がその内容を把握できない事態も繰り返されるだろう。
韓国が周辺国の紛争に巻き込まれることを望む国民は1人もいない。しかし中国が台湾を侵攻すれば韓国にもその火の粉は必ず降りかかるため、在韓米軍はそれに備えている。これは韓国が阻止できるものではない。今後、戦時作戦統制権まで移管されれば在韓米軍の対中国への備えという役割はさらに強化され、米日の軍事面での関係強化も一層進むだろう。在韓米軍が西海の中国防空識別区域近くで訓練した際、韓国はそれを把握できず米国に抗議したわけだが、これは今後韓半島で起こる激しい変化の前兆になるかもしれない。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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