▲写真=UTOIMAGE
イランが事実上すでに封鎖しているホルムズ海峡の船舶通航を巡り日本と協議を続けていることを明らかにした。イランのアラグチ外相は日本メディアとのインタビューで一連の事実を認めた上で「日本が要請してくれば、ホルムズ海峡の船舶通過を支援する準備ができている」と明言した。
【写真】イランにとって「ホルムズ海峡封鎖」は相手の出方にかかわらず使える強力なカード
これまでホルムズ海峡通過に向けイランと交渉を行った..
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イランが事実上すでに封鎖しているホルムズ海峡の船舶通航を巡り日本と協議を続けていることを明らかにした。イランのアラグチ外相は日本メディアとのインタビューで一連の事実を認めた上で「日本が要請してくれば、ホルムズ海峡の船舶通過を支援する準備ができている」と明言した。
【写真】イランにとって「ホルムズ海峡封鎖」は相手の出方にかかわらず使える強力なカード
これまでホルムズ海峡通過に向けイランと交渉を行った国は中国やインドなどわずかとされてきた。米国のトランプ大統領が韓国や日本を含む同盟国に海軍艦艇の派遣を要請しているからだ。日本政府はイランとの実質的な協議は認めていないが、交渉中であることも否定していない。またイランには米国と同盟国との関係に亀裂を生じさせる狙いがあるとも考えられる。
ただしイランの意図とは関係なく、韓国としては日本とイランが交渉を行っている事実に注目しなければならない。日本は米国によるホルムズ海峡への海軍艦艇派遣要請に最も前向きだった。一部の国が派遣を明確に拒絶する一方で、日本は自衛隊の派遣を実際に検討したという。その一方で日本は英国やフランスなどと共にイランによるホルムズ海峡封鎖を非難する声明で中心的な役割を果たした。このように米国と積極的に歩調を合わせながら、一方ではイランとも交渉を行っていたのだ。日本にとってホルムズ海峡における船舶の安全な通行は国の生存に直結するためだ。
ホルムズ海峡封鎖で大きな打撃を受けるのは韓国も同じだ。韓国は輸入する原油の60%以上がホルムズ海峡を通過する。石油化学製品の原材料となるナフサ不足もすでに現実味を帯びている。韓国企業はナフサの50%以上を輸入に頼っているが、うち中東からが60%を占める。今月末からナフサを原料とするプラスチック包装材料も不足するとみられ、インスタントラーメンや菓子の工場がストップする恐れもあるという。今後米国とイランとの戦争が長期化すれば、その影響がさらに拡大するのは間違いない。
米国は同盟国であり韓国の安全保障、外交、経済の大きな後ろ盾だ。トランプ大統領の要請通り海軍艦艇を派遣することでホルムズ海峡問題が解決するのであれば、韓国にとって艦船派遣は間違いなくプラスになる。しかしホルムズ海峡はその狭い地形から米海軍さえ作戦が制限される危険な海域だ。そのため韓国も日本と同様にイランとは慎重に交渉を進めねばならない。韓米同盟に悪影響を及ぼさない範囲内でイランと対話する外交面での知恵を発揮すべき時だ。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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