▲21日、ソウル市鍾路区の光化門広場で開催された男性アイドルグループBTS(防弾少年団)のカムバック公演を前に、同広場周辺を行き来する市民や外国人観光客を対象に検問を実施する警察官たち。写真=ニュース1
ソウル・光化門周辺で開催された男性アイドルグループBTS(防弾少年団)のカムバック公演に集まった人々が韓国政府予測の半分にも満たず、公務員の過剰動員が指摘されている。動員された公務員に支給される超過手当だけで最低4億ウォン(約4300万円)を超えると言われている。
【写真】光化門広場で警備活動を行う警察官たち
21日、光化門一帯で行われたBTSの公演には、同グループが所属する大手エンターテインメン..
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▲21日、ソウル市鍾路区の光化門広場で開催された男性アイドルグループBTS(防弾少年団)のカムバック公演を前に、同広場周辺を行き来する市民や外国人観光客を対象に検問を実施する警察官たち。写真=ニュース1
ソウル・光化門周辺で開催された男性アイドルグループBTS(防弾少年団)のカムバック公演に集まった人々が韓国政府予測の半分にも満たず、公務員の過剰動員が指摘されている。動員された公務員に支給される超過手当だけで最低4億ウォン(約4300万円)を超えると言われている。
【写真】光化門広場で警備活動を行う警察官たち
21日、光化門一帯で行われたBTSの公演には、同グループが所属する大手エンターテインメント企業HYBE(ハイブ)の推定で約10万4000人が集まったとされている。チケット予約数や通信3社のリアルタイム接続者、格安スマホ利用者、外国人客の数などを総合した推計値だ。
韓国行政安全部(省)が管理する人流管理システムは、移動通信3社の接続者数を基に人数を推定しているが、同日の公演時間帯に光化門周辺に集まった人数を約6万2000人と推定した。この数値には動員された公務員1万人が含まれている一方、外国人客と格安スマホ利用者は除外されている。
HYBEが発表した人数と比べると、警察の予測は大幅に外れていることが分かる。警察は同日の公演に最大で26万人が集まると見込んでいた。1平方メートル当たり2人を基準に、ステージがある光化門広場から崇礼門(通称:南大門)近くまで人が集まった場合、最大で26万人に達すると予測したものだ。
行事などの安全総括対応部処(省庁)である行政安全部はこうした予測を基に、BTSカムバック公演の安全対策を立て、同日の現場には合計1万5500人の安全対策要員が投入された。警察6700人、ソウル市2600人、消防800人、ソウル交通公社400人、行政安全部70人など、公務員・公共機関の職員だけで1万人を上回る。あとの約4800人はHYBEが動員した民間人員だ。このため、「不正確な人数予測に基づいて公務員を過度に動員したのではないか」と指摘されている。
さらに、税金の無駄遣いについて疑問視する声も上がっている。一般公務員(9-6級)の場合、残業時には1時間当たり約1万1000-1万3000ウォン(約1200ー1400円)の手当が出る。緊急動員を除けば、1日最大で4時間まで手当が支給される。公務員1万人に最大4時間の手当が支給されたと仮定した場合、全体の支給額は最低でも4億4000万ウォン(約4700万円)と推算される。消防や一部自治体の場合、今回の公演に動員された公務員に最大8時間まで残業を認めると通知していることなどを考慮すると、手当に使われる税金はこれを上回るとみられる。
しかも、消防ではソウル以外にも仁川市、京畿道、江原道地域の救急車まで動員したと伝えられている。救急車を派遣した地域で緊急事態が発生した場合、通常通りの迅速な対応が難しくなるかもしれないという懸念もあった。
これに関連して、行政安全部関係者は聯合ニュースの取材に「世界最高の人気グループのカムバックにより、全世界から大規模な観客が集まると予想される状況であり、中東情勢などもあってテロ問題も懸念される状況もあった。万が一でも発生するかもしれない事故を防ぐため、最善を尽くすことが政府の任務だと考える」と説明した。その上で「全世界190カ国に生中継された前例のない大規模なイベントが、たった1件の大きな事故もなく、無事に終わったのは幸いだ。安全のためにご不便やご苦労をおかけしたが、それを受け入れてくださった国民と公務員の皆さまに深く感謝する」と述べた。
イ・ガヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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