▲イラスト=UTOIMAGE
【NEWSIS】2万4000年以上にわたって凍っていた微生物が、解凍したところ蘇生して繁殖にも成功したという研究結果が発表された。
米紙ニューヨーク・ポストが25日(現地時間)、報じた。それによると、この生物は淡水の環境でよく見られる小さな多細胞生物「ワムシ(rotifer)」。顕微鏡でしか観察できないほど小さいが、過酷な環境でも生き残れる非常に強い生命力があることで知られている。
このワムシは..
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【NEWSIS】2万4000年以上にわたって凍っていた微生物が、解凍したところ蘇生して繁殖にも成功したという研究結果が発表された。
米紙ニューヨーク・ポストが25日(現地時間)、報じた。それによると、この生物は淡水の環境でよく見られる小さな多細胞生物「ワムシ(rotifer)」。顕微鏡でしか観察できないほど小さいが、過酷な環境でも生き残れる非常に強い生命力があることで知られている。
このワムシは約2万4000年前の氷河期に、シベリアの永久凍土層の深い部分で凍ってしまったと推定される。研究陣は、氷河期に形成された厚い氷の層が、ワムシが数万年にわたってほぼ完璧な状態で保存されるのに決定的な役割を果たしたとみている。
特に注目すべきなのは、解凍したワムシが単に蘇生しただけでなく、無性生殖まで再開したという点だ。
研究陣はこれについて「数万年にわたって冷凍状態にあったにもかかわらず細胞構造が損傷しなかったという強力な証拠」と説明した。
研究を率いたロシア研究チームのスタス・マラビン氏は、ワムシの生存の秘密について「クリプトビオシス(休眠システム、仮死状態)」を挙げた。これは、代謝活動をほぼ停止した状態を意味する。
マラビン氏は「今回の研究は、仮死状態の多細胞生物が数万年生き延びられるという最も強力な証拠だ」として「仮死状態では代謝活動が極度に遅くなるため、水や酸素が極端に少ない過酷な環境でも生き延びられる」と話した。
研究陣は今回の発見が、冷凍や放射線による細胞損傷を生命体がいかに克服するかを理解する上で役立つと期待している。さらに、過酷な環境や宇宙で生命体の生存可能性を探求する研究にも活用される可能性もある。
ただし科学者らは、今回の研究によってマンモスのような大型の哺乳類の復元が可能になるわけではないと指摘した。生物の構造が複雑になるほど冷凍・解凍の過程で致命的な細胞損傷が起きる可能性が非常に高いからだ。
キム・ヘギョン記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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