▲8日にそろって涙を見せた李在明大統領、禹元植国会議長、鄭清来共に民主党代表(左から)。/写真=ニュース1
韓国大統領と韓国国会議長、与党代表が同じ日にそれぞれの理由でそろって涙を流すという異例の出来事が繰り広げられた。
最初の涙は李在明(イ・ジェミョン)大統領が流した。李大統領は8日、ソウル市中区にある大韓商工会議所で開かれた「父母の日」記念式典で、殉職公務員遺族の胸元に自ら赤いカーネーションを付けてあげ、涙を見せた。
【写真】野党・国民の力を非難する禹元植国会議長が散会を告げるガベルを激しく振り下ろ..
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▲8日にそろって涙を見せた李在明大統領、禹元植国会議長、鄭清来共に民主党代表(左から)。/写真=ニュース1
韓国大統領と韓国国会議長、与党代表が同じ日にそれぞれの理由でそろって涙を流すという異例の出来事が繰り広げられた。
最初の涙は李在明(イ・ジェミョン)大統領が流した。李大統領は8日、ソウル市中区にある大韓商工会議所で開かれた「父母の日」記念式典で、殉職公務員遺族の胸元に自ら赤いカーネーションを付けてあげ、涙を見せた。
【写真】野党・国民の力を非難する禹元植国会議長が散会を告げるガベルを激しく振り下ろす様子
対象となったのは、慶尚北道聞慶での火災により殉職した故キム・スグァン消防長ら、済州の倉庫火災での故イム・ソンチョル消防長の遺族、江原道江陵での火災で亡くなった故イ・ホヒョン消防校の父親らだ。
李大統領は、花を付けてやりつつ遺族の手をしっかりと握り、金恵京(キム・ヘギョン)夫人は涙ぐみながら、ある殉職公務員遺族の母親と抱き合った。その後、記念の演説のために登壇した李大統領は「カーネーションを届けていて私も急に涙が出た」「胸が痛みます。慰労を申し上げます」と述べた後、演説を始めた。
そうして演説中、殉職公務員の親にカーネーションを付けてあげたことに言及した際、涙を流した。李大統領は「父母の日、会うことのできない家族を恋しく思ってつらい気持ちでいらっしゃる方々がいる」と語った後、言葉が続かなかった。すると出席者が激励の拍手を送った。
2番目の涙は進歩(革新)系与党「共に民主党」の鄭清来(チョン・チョンレ)代表が流した。鄭代表はこの日、ソウル市松坡区での牛乳配達体験後、現場最高委員会議に出席した。その席で第2次総合特検チームが「ノ・サンウォンの手帳」に記載された延坪島収容所を現場検証したことに触れ、「500人を収容できる、窓に鉄格子のある場所が18カ所もあったという。本当に身震いするほど怒りがこみ上げる」と語った。
その上で「『もし戒厳が成功していたら、李在明大統領も私も、ひょっとしたらそこに閉じ込められていたんじゃないだろうか。そこに行って(延坪島の海で)ワタリガニのえさになっていたんじゃないだろうか』という、身の震える悪夢のような思いが再び浮かんできた」と述べた。
鄭代表は発言の途中、湧き上がる感情のあまり泣き出し、「ああ、これではだめだ」と言葉を詰まらせながら涙を流した。これを見て、傍らにいた鄭愿伍(チョン・ウォンオ)民主党ソウル市長候補が自分のハンカチを差し出すという一幕もあった。
3番目に禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長が同日午後、韓国国会本会議場で涙を流した。禹議長はこの日、憲法改正案(改憲案)を本会議に上程しようとして本会議を招集したが、保守系最大野党「国民の力」がフィリバスターなどで反対すると言うや、「改憲案を上程しない」と述べつつ散会を宣言した。その上で禹議長は、国民の力を非難する本音を語りつつ眼鏡を外して涙を拭った。
この日、李大統領と鄭代表、禹議長が涙を流している光景は、各種のテレビチャンネルやユーチューブなどのソーシャルメディアを通して生中継で報じられた。
政界関係者は「『父母の日』に奇しくも、国の要人が、それぞれ理由は違うが同じ日に韓国国民の前で涙を流す光景が繰り広げられた」と語った。
盧錫祚(ノ・ソクチョ)記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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