▲イラスト=UTOIMAGE
北朝鮮が8日、ソウル全域をたたくことのできる射程60キロ以上の新型自走砲を今年「南部国境」に配備すると発表した。今年3月に憲法を改正して南北間の軍事境界線を事実上の国境線と定める「領土条項」を新設したのに続き、韓国首都圏に対する軍事的圧力も強化している―との分析が出ている。
朝鮮中央通信は同日、「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が6日、重要軍需工業企業所を訪問し、「南部国境」の長距離砲兵..
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北朝鮮が8日、ソウル全域をたたくことのできる射程60キロ以上の新型自走砲を今年「南部国境」に配備すると発表した。今年3月に憲法を改正して南北間の軍事境界線を事実上の国境線と定める「領土条項」を新設したのに続き、韓国首都圏に対する軍事的圧力も強化している―との分析が出ている。
朝鮮中央通信は同日、「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が6日、重要軍需工業企業所を訪問し、「南部国境」の長距離砲兵部隊第3大隊に今年配備する新型155ミリ自行曲射砲(自走砲)の生産実態を把握した」と報じた。同通信は、金正恩総書記が「射程も今や60キロを超えることになった」と語った、と伝えた。
新型155ミリ自走砲の射程は60キロ以上だという北朝鮮側の主張が事実かどうかは明らかでない。累積輸出額が14兆ウォン(現在のレートで約1兆5000億円)を突破する韓国の主力K9自走砲も、通常の射程は40キロほどだ。K9自走砲は北朝鮮の新型自走砲と同じ155ミリ砲だが、射程延長弾を使用しても60キロに届かないといわれている。
もし北朝鮮の主張が事実であれば、軍事境界線付近からソウル全域と京畿道南部の一部地域まで打撃圏内に入れることができる。北朝鮮の旧型152ミリ自走砲は射程20キロほどだといわれるので、射程が3倍以上に伸びたわけだ。
韓国国防フォーラムの辛宗祐(シン・ジョンウ)事務総長は「新型自走砲は打撃座標を入力しさえすれば自動で照準する『自動化射撃コントロールシステム』も備えているものとみられる」とし「韓国首都圏を狙う北朝鮮砲兵戦力が増強されたことを意味する」と語った
一方、カート・キャンベル米元国務副長官は7日(現地時間)、トランプ大統領が「金正恩に自分のメッセージを伝える方法を絶えず模索している」、と語った。この日、ワシントンで取材に応じたキャンベル元副長官は、来たる14・15日に訪中するトランプ大統領が「中国の習近平国家主席に、金正恩総書記との接触について助言を求めるだろうと思う」としつつ、このように発言した。
クォン・スンワン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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