▲イラスト=UTOIMAGE
【NEWSIS】米国メイン州の州立公園で、美しい輝きに魅せられて無心で昆虫を捕まえた女性が、命を落としかけていたことが分かった。
米紙ニューヨーク・ポストなど海外メディアが5月11日、報じた。それによると、米国メイン州に住むアントワネット・ウェブさん(44)は最近、9歳になる双子の子どもたちと一緒にフォート・ノックス州立公園を訪れた際、生死の境をさまよう危険な目に遭った。
きっかけは、公園を散策..
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▲イラスト=UTOIMAGE
【NEWSIS】米国メイン州の州立公園で、美しい輝きに魅せられて無心で昆虫を捕まえた女性が、命を落としかけていたことが分かった。
米紙ニューヨーク・ポストなど海外メディアが5月11日、報じた。それによると、米国メイン州に住むアントワネット・ウェブさん(44)は最近、9歳になる双子の子どもたちと一緒にフォート・ノックス州立公園を訪れた際、生死の境をさまよう危険な目に遭った。
きっかけは、公園を散策していたウェブさんが、まばゆいほど鮮やかな緑色の虫を見つけたことだった。ウェブさんは当時の状況について「これまで見た中でいちばん美しい、明るい緑色でした」として「その虫を手に取り、『本当にきれい』と言ったほんの数秒後、全身が焼けるような激しい痛みに襲われたんです」と振り返った。
致命的なアレルギー症状が急激に現れると、ウェブさんは子どもたちを連れて急な坂を横切り、公園内の土産物店へと駆け込んだ。その店でウェブさんは、非営利自然保護団体の責任者を務めるディーン・マーティンさんの目の前で倒れ、そのまま意識を失った。
ウェブさんが危険な状態に陥ったとき、元陸軍衛生兵として20年の経歴があったディーン・マーティンさんの素早い判断が功を奏した。マーティンさんは、ウェブさんの気道が腫れ上がり、唇が青く変色しているのを確認すると、即座に911(緊急通報用電話番号)へ通報すると同時に、応急処置としてアレルギー症状を抑える薬ベナドリルを投与した。
ウェブさんは呼吸困難で3回も気絶するなど危険な状態だったが、病院に搬送されるまでの貴重な時間にマーティンさんが応急措置を施したおかげで何とか持ちこたえた。その後、病院でエピペン注射を4回受け、ようやく峠を越えた。
調査の結果、ウェブさんを危険な状況に追いやった昆虫は「アメリカムツボシハンミョウ(Cicindela sexguttata)」だったことが分かった。この虫は毒性がなく、普通の人が危険にさらされることはないが、ウェブさんは「100万分の1」の確率で極めて珍しい重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こしていたことが分かった。
九死に一生を得たウェブさんは事故の翌日、子どもたちと一緒に再び公園を訪れ、マーティンさんに感謝の気持ちを伝えた。ウェブさんは涙を流しながら「あなたの迅速な対応のおかげで、子どもたちは今日、母親を失わずに済みました」と語った。
現地当局は「どんなに美しく無害に見える生き物でも、野生の生き物にむやみに触れると危険な状況になりかねない」として、来園者に対し十分注意するよう呼びかけた。
イ・ギジュ記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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