▲写真=UTOIMAGE
米国とイランの今回の戦争は、現代戦の常識を変えた戦争として記録される見込みだ。「高価な武器が強い」という長年の通念に亀裂が生じた、という評価が出ている。米国は相変わらず航空母艦、ステルス戦闘機、精密誘導兵器でイランを圧倒したが、イランもまた安価なドローンやミサイルで米国や湾岸諸国の防御網を消耗させ続けた。現代戦の勝負は、もはや武器の威力競争ではなく「少ない費用で相手の戦力をどれだけ効果的に消耗さ..
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米国とイランの今回の戦争は、現代戦の常識を変えた戦争として記録される見込みだ。「高価な武器が強い」という長年の通念に亀裂が生じた、という評価が出ている。米国は相変わらず航空母艦、ステルス戦闘機、精密誘導兵器でイランを圧倒したが、イランもまた安価なドローンやミサイルで米国や湾岸諸国の防御網を消耗させ続けた。現代戦の勝負は、もはや武器の威力競争ではなく「少ない費用で相手の戦力をどれだけ効果的に消耗させるか」を競う非対称戦力競争に変わっているという事実を、イラン戦争が示してくれた―との評価だ。
戦争の序盤から、イランは「シャヘド」系列の自爆ドローンを積極的に利用してペルシャ湾岸各国に圧力を加えた。米国と同盟諸国はこれを迎撃したが、費用負担が問題だった。1機数万ドル(現在のレートで1万ドル=約160万円。以下同じ)という水準のドローンを防ぐために1発数百万ドル(100万ドル=約1億6000万円)もするパトリオット迎撃ミサイルを使わなければならなかったからだ。パトリオット・ミサイルの需要は急増したが、1発生産するのにおよそ2年かかり、供給不足現象が深刻になっているとの報道があった。開戦当初、米国がトマホーク、パトリオット、THAAD(高高度防衛ミサイル)などを集中的に消耗し、中国・ロシアなどをけん制する戦力に空白が生じかねないという懸念も提起された。
今月8日には、ホルムズ海峡でパトロール中だった米陸軍のAH64「アパッチ」攻撃ヘリがイランの「シャヘド」ドローンに撃墜された。1機3000万から5000万ドル(約48億-80億円)水準といわれる攻撃ヘリが数万ドル程度のドローンによって無力化される場面は、非対称戦力の「コストパフォーマンス」を象徴的に示すものだった、という評価が出た。海に落ちたアパッチの乗員2人を最初に救助したのも、高価な有人装備ではなく米海軍の無人水上艇(USV)「コルセア」だった。コルセアは操縦士たちを他の場所へ移動させた後、待機中だったヘリに引き継いだ。米海軍が実戦で無人艇を利用して兵力を救助したのは、今回が初めてだと伝えられている。
一方、米国の軍事力の象徴である航空母艦は、全く別の理由で注目された。イラン空襲を支援した世界最大の空母「ジェラルド・フォード」は、建造費用だけでも130億ドル(約2兆800億円)に達する米海軍最新鋭の戦力だ。ところが、作戦が長期化する過程で、トイレ・汚水処理システムの故障問題が相次いだ。米会計監査院(政府説明責任局、GAO)は、同艦のトイレ配管の詰まりを直す酸性洗浄(acid flush)を1回行うのにおよそ40万ドル(約6400万円)かかる、と指摘した。
ワシントン=朴国熙(パク・ククヒ)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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