▲小説家・韓江(ハン・ガン)氏が12日(現地時間)、第80回アヴィニョン演劇祭のトークイベントで、読者の質問に 答えている。/聯合ニュース
ノーベル文学賞受賞者である小説家の韓江(ハン・ガン)氏(55)が11日(現地時間)、世界最大規模の舞台芸術の祭典であるフランスのアヴィニョン演劇祭で、「文学を読むときに感じられる真実の瞬間が、結局わたしたちを結び付ける」とコメントし、文学を通じた普遍的なコミュニケーションの可能性に言及した。韓江氏は同日、演劇祭の公式プログラムであるトークイベントに出席し、このように 語った。
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▲小説家・韓江(ハン・ガン)氏が12日(現地時間)、第80回アヴィニョン演劇祭のトークイベントで、読者の質問に 答えている。/聯合ニュース
ノーベル文学賞受賞者である小説家の韓江(ハン・ガン)氏(55)が11日(現地時間)、世界最大規模の舞台芸術の祭典であるフランスのアヴィニョン演劇祭で、「文学を読むときに感じられる真実の瞬間が、結局わたしたちを結び付ける」とコメントし、文学を通じた普遍的なコミュニケーションの可能性に言及した。韓江氏は同日、演劇祭の公式プログラムであるトークイベントに出席し、このように 語った。
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韓江氏が2024年にノーベル文学賞を受賞して以降、公の活動に乗り出したのはこれが初めてだ。韓江氏は韓国・フランス国交樹立140周年に当たる今年、アヴィニョン演劇祭の「招待言語」に韓国語が選定されたのに伴い、主要ゲストとして招待された。
フランスのジャーナリストで作家でもあるロール・アドレール氏と、「どのようにして雪の上に痕跡を残すことができるか」というテーマで行われた対談で、韓江氏は文学の力について、「たとえ非常に苦痛で絶望的な感情を扱う文学であったとしても、その作品を読む間に作家と読者がつながり、わたしたちは孤独ではないと思うようになる」とした上で「最も絶望的な物語を扱う文学も、わたしたちを人生へと一歩導いてくれると考えている」と語った。
韓江氏は5・18民主化運動(光州事件)を題材とした「少年が来る」を出版して以降、「政治的な執筆をしているのか」という質問をたくさん受けたという。「個人的なことと政治的なことを区別できるとは思っていない」と述べた。「例えば『菜食主義者』は非常に個人的な物語のようだが、それも非常に政治的な小説であり、『少年が来る』は社会的小説だと言う人が多いかもしれないが、わたしにとっては非常に個人的な小説だ。『別れを告げない』も歴史を扱ってはいるが、人間の内面を集中的に扱っていると思っている」
韓江氏は「少年が来る」や済州島四・三事件を背景とした「別れを告げない」について「普遍的な人間について語っている」とした上で「歴史を通じて人間が繰り返し犯している暴力に対する物語を書こうとしたし、その暴力が過ぎ去った場所にいつも残されることになる、別れを告げない 人たち、哀悼をやめない人たちの物語を書いたものなので、ただ単に韓国の歴史だけを扱っているとは思わない」と語った。
現在も執筆を続けているという韓江氏は「書きたい小説が三つあるが、わたしは早く完成させられないタイプ」と打ち明けた。次回作のテーマについては「話してしまうと神秘性が薄れるので、『書いてはいる』という程度にとどめておきたい」と話した。
韓江氏は2018年、ソウル市内に独立書店「Onulbooks」を開いたが、8年目を迎えた今年7月7日に閉店した。韓江氏は「閉店直前にイザベル・ユペールさん(フランスの女優)が訪ねてくれ、よい 思い出になった」と語った。イザベル・ユペールは同日、韓江氏との対談にも出席した。
パリ=ウォン・ソンウ特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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