田麗玉氏、ファン・ソン氏の北朝鮮遠征出産を追及

田氏「米国遠征出産よりも反国家的」

ファン氏「急に陣痛が起きて出産」

 2005年に臨月の体で北朝鮮を訪れ、平壌で娘を出産していたファン・ソン氏(39)が、統合進歩党の比例代表候補に決まったことをめぐり、「国民の考え」の田麗玉(チョン・ヨオク)報道担当官との間に論争が起きた。

 田氏は19日、ツイッター(簡易投稿サイト)に「臨月の体で北朝鮮に行き遠征出産! 平壌の産院で10月10日に日を決めて帝王切開で娘を出産。その日は朝鮮労働党の創立60周年の記念日で、北朝鮮での遠征出産は米国での遠征出産よりもさらに反国家的だ」と書いた。

 ファン氏は当時、出産予定日1週間前に北朝鮮の文化遺跡観覧のため、義理の親たちと共に1泊2日の日程で北朝鮮を訪れた。ファン氏はメディアのインタビューで「10月10日午後8時ごろ、アリラン公演を鑑賞していたとき急に陣痛が来たが、北朝鮮の医療陣に助けられ、無事出産した。子どもは南北で『平和の子』として祝福を受けた」と話した。ファン氏は「遠征出産」をめぐり、主治医から「平壌くらいの距離なら行ってきても大丈夫」と言われていたと話した。ファン氏はアリラン公演の前に北朝鮮の医療陣による診察を受け、待機していた救急車で病院に運ばれ、帝王切開の手術を受けた。

 2人の間の論争は、18日にファン氏がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブックに「金正日(キム・ジョンイル)書記長が死去した当時、中国政府が送った弔電」とする文を掲載したことで始まった。これに対し、田氏は「まるでお言葉一つ一つが珠玉のような北朝鮮追従賛美ですね」と話した。ファン氏が掲載した中国政府の弔電は「…金正日同志が逝去した。われわれは悲痛な心情で朝鮮人民に哀悼の意を表し…」という内容だった。

 ファン氏は、民主労働党の副報道官を経て、現在は希望政治研究フォーラムという団体の代表を務めている。ファン氏は1998年8月に開催された8・15統一大祝典に韓国大学総学生会連合の代表として違法に訪朝し、2年の実刑判決を受けた。ファン氏は統合進歩党の名簿13位、あるいは15位で比例代表選に出馬するとみられている。

朴国熙(パク・ククヒ)記者
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