韓国20-30代の専攻医ら「不公正に耐えられない…医師免許取り消されても構わない」

 20-30代が大半を占める専攻医は26日の決議を通じ、「誤った医療政策で国民を欺く政府のやり方に決然と抵抗する」と表明した。現役医学部生で構成する大韓医科大学・医学専門大学院学生協会(医大協)も同日、「今週までに80%近い医大生と医学専門大学院生が休学届を提出する計画だ」と説明した。医大協主導で全国の医学部本科の4年生は既に10人中9人が医師試験を受験しないと表明している状況だ。20年ぶりの医療界ゼネストは90年代生まれ、20-30代を中心に行われている。大邱市の大学病院に勤務する専攻医は「専攻医も医術をまさに学んでいる学生なのだが、政府と世論は『既得権を守ろうとしている』とか『働き口争い』だと決め付ける」と話した。大専協のパク・チヒョン会長は「我々世代は正義ではないと感じることに考えを表明することが当然だ」と語った。

■政府、専攻医・医学部生に強硬対応

 朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官は同日の会見で、「大専協の闘争決定を受け、医協が立場を覆した点は極めて遺憾だ」とし、専攻医の責任を追及した。政府は同日▲首都圏の専攻医・専任医の業務開始命令▲医学部4年生の国家試験受験中止に原則的な対応を取る--という方針を表明した。朴長官は「業務に復帰しない専攻医は最高3年の懲役、医師免許停止1年などの処分を受けることがあり得る」と警告。医師国家試験を受けないことを決めた医学部学生約2700人には「受験中止意思を確認し、受験を取り消す」とした。専攻医を中心とする医療界と政府が真っ向から対立する構図は今後も続くとみられる。

■医師の数、OECD加盟国で韓国が最下位、日本は?

◆医師の数、OECD加盟国で韓国が最下位、日本は?

ヤン・ジホ記者
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