文在寅政権が冷遇した哨戒艦「天安」の勇士、米軍司令官が追悼

6・25戦争70周年韓米戦没将兵献花式、コロナで延期されていたが遅れて開催

文在寅政権が冷遇した哨戒艦「天安」の勇士、米軍司令官が追悼

 ロバート・エイブラムス在韓米軍司令官は15日、「2010年の哨戒艦『天安』爆沈事件と延坪島砲撃挑発の戦死者らに敬意を表する」と語った。エイブラムス司令官はこの日、韓米友好協会が6・25戦争70周年に合わせて主催した「6・25韓米戦没将兵献花式」で「1953年の終戦後、これまで韓国を保護するために命をささげた数百人の護国英霊らを追悼する」としてこのように発言した。

 韓国の現政権は今年6月25日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が主管する6・25戦争70周年記念行事を開いたが、天安・延坪島関連の発言はなかった。韓国政府も顧みなかった天安・延坪島の戦死将兵らを米軍司令官が追悼したのだ。

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 エイブラムス司令官のこの日の発言は、「1953年の署名当時、停戦協定で(6・25)戦争は中断されたが、終戦になったわけではない」としつつ、さらに話を広げていく過程で行われた。エイブラムス司令官は「6・25戦争当時、自由のために戦った参戦勇士の犠牲をたたえ、われわれの元に残る参戦勇士らに厳粛なる謝意を表する」「非武装地帯(DMZ)一帯で発生した数多くの衝突や事件で命を落とした人々、1968年の米海軍プエブロ号の乗組員、1969年に東海上空で撃墜された早期警報機(原文ママ)の乗員、そして2010年の天安爆沈事件と延坪島砲撃の戦死者らに敬意を表する」と述べ、さらに「過去と現在の護国の英霊らを記憶しつつ、この場を借りて、韓国の平和を守るというわれわれの確固たる意志と厳重なる責任を再確認しよう」と続けた。

 この日の行事には黄震夏(ファン・ジンハ)韓米友好協会会長、ハリー・ハリス駐韓米国大使などが出席した。また韓国側からは崔秉赫(チェ・ビョンヒョク)韓米連合司令部副司令官(陸軍大将)、国防部(省に相当)政策室長(1級)などが出席した。当初は「護国報勲の月」である6月に開かれる予定だったが、コロナ問題で先送りされ、仁川上陸作戦記念日に当たる9月15日に開かれた。ハリス大使は「6・25戦争当時、韓国の民主主義を守るため戦った方々の犠牲を決して忘れない」と発言した。

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梁昇植(ヤン・スンシク)記者
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