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共に民主・李在明代表「延坪島のワタリガニの餌」発言に第2延坪海戦・砲撃戦の遺族らが謝罪求める

共に民主・李在明代表「延坪島のワタリガニの餌」発言に第2延坪海戦・砲撃戦の遺族らが謝罪求める

【TV朝鮮】(アンカー)

 韓国野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表のいわゆる「延坪島ワタリガニ発言」の波紋が今も広がっています。第2延坪海戦や砲撃戦の遺族らは「非常に侮辱的な発言」と非難し公開謝罪を要求していますが…。遺族らがなぜこれほど反発しているのか、ユ・ドンビン記者が遺族の声を直接聞きました。

【写真】「深い海のどこかでおそらくワタリガニの餌になったはず」

 (記者リポート)

 共に民主党の李在明代表は三・一節の弾劾賛成集会に参加した際、国会がもし非常戒厳を解除していなければ、自らは延坪島の海でワタリガニの餌になっていただろうと発言しました。

 李在明/共に民主党代表(1日)

 「内乱の夜が続いていれば、延坪島に行くその深い海のどこかでおそらくワタリガニの餌になったはずです」

 2002年の第2延坪海戦で銃撃を受けながら艦艇を操縦し続けた故ハン・サングク上士(1等軍曹)の妻キム・ハンナさんは「李在明代表の言葉で傷ついた」と語りました。

 当時ハン上士は海軍の高速艇チャムスリと共に海に沈み、遺体は41日間見つかりませんでした。

 キム・ハンナ/第2延坪海戦で戦死した故ハン・サングク上士の妻

 「頭だけ少し、顔の方が腐敗した遺体が見つかりました。なのにあんな言葉を聞いた時私はどう感じたでしょうか。私の夫を思い出して当然でしょう。41日も海の中にいたのですから」

 李在明代表があまりに軽々しく問題の表現を使ったことも批判しました。

 キム・ハンナ/第2延坪海戦で戦死した故ハン・サングク上士の妻

 「何も考えずにあんなことを言ったのでしょう。想像もできない即席の発言をしたことに怒りがこみ上げます」

 遺族らは「延坪島は将兵たちが命懸けで守っている軍事的に重要な地域だ。なのに李在明代表があえてこの地域に言及した意図は何か」として謝罪を要求しています。

 ソ・ヨンソク/第2延坪海戦で戦死した故ソ・フウォン中士(2等軍曹)の父

 「『あなたたち(が言ったの)ではない』。(共に民主党が)そう言ったのだろう? しかし私が見るとそうだ。なぜあえて延坪島の海のワタリガニか。近くに漢江も洛東江もあるのに…」

 2010年の延坪島砲撃戦で戦死した兵士のある遺族は「大統領候補という人間が遺族にとってトラウマとなっている地域を比喩に使ったこと自体が間違いだ」と指摘しました。TV朝鮮、ユ・ドンビンがお伝えしました。

(2025年3月4日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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